夫の不倫は自分の中にこびりついている邪魔な習性を変える転機

自分の悪習をやめる

公開日 2017年4月1日 最終更新日 2021年3月5日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者に
カウンセリングでお話しする事があります

そのお話しは共通していて、しかも何度もお話しする事です

『私は夫に何と言えばいいのでしょうか』
『夫には謝らなくていいのでしょうか』
『夫がダメと言うのをやっていいのでしょうか』

など、その言葉に対して伝えます

その言葉の裏には、夫の顔色をうかがう、夫に許可をもらおうとする自分が

いるわけです
そしてさらに私に許可をもらおうといているのです

そもそも、夫婦を誰かの許可をもらって続けているのかと言えばノーです

夫の不倫が起こると、その後は夫を始め周りに自分の言動を許してもらおうと
しているのです

『そもそも夫婦は自分が選んでいますよね、しかし、夫に対してこれはいい
ですか、あれはダメですか、私は嫌われていませんかと、聞いているのです』

と相談者の実態をお話しします
すると

『そうですよね、私が夫に許してもらおうとしているのはおかしいですよね』

とハッと我に帰った表情が出ます

その

‘許しを乞うている自分’

に気が付いてもらう事をどの方にもお話しするのです

それを何回も話していると、相談者も徐々に学習してきます

『夫に何を言うのかいちいち顔色をうかがっているのは馬鹿らしいです』

と、自分の意思で行動や言動を選択するようになるのです
その自分にしみついている習性を変えてもらうのは、非常に重要な事です

いい習性であればそのままでいいわけですが、これからの人生にとって
やめるべき習性はやめなければいけないわけです
しかし、一人ではその習性に気が付きませんし、仮に気が付いたとしても
直し方もわからないわけです

それをカウンセリングでしっかりと自分が捨てるべき、やめるべき習性を
明確にしていくのです
人生を惰性で生きない、いつも自分をチェックするという習性を身に付ける
のです

カウンセリングで相談者が一番自信がつくのは、そういう自分が変わった
事を知った時なのです
その自信をつけてもらうために、何度も私から見る相談者の習性の良し悪し
を伝えているのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。