夫の不倫は【女らしい】と〔女々しい〕を混同していた自分に気付く転機

女らしいと女々しい

公開日 2017年6月4日 最終更新日 2021年5月15日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の様子を
見ていますと、自分の事ではあるものの、どこかで他人事のようにしている

空気も感じる時があります

 

  • 『夫は何を考えているのでしょうか』
  • 『夫の不倫をやめさせるにはどうすればいいでしょうか』
  • 『私がすべき事が全くわかりません、教えてください』

 

という言葉が出てくるのです

 

夫の不倫は自分が女らしいか女々しいか生き方の分かれ道

 

 

その気持ちはよくわかりますし、どうにかしてあげたいという感覚と共に

 

『これはあなたの生き方の問題ですよ、自分の信念がありますか』

 

という気持ちが私の中に出てくるのも確かです

 

それはなぜそういう思いが出るかと言えば、相談者が

 

’女々しい’

 

からです

 

本来、男は女性の

 

’女らしい’

 

ところが好きなのです

 

男が欲するのは凛とした立ち振舞いの女らしさ

 

 

女らしいというのは、凛とした立ち振舞いです

 

女々しいというのは、読んで字のごとく、

 

‘女‘

 

が一つ多いのです

 

例えるならば、砂糖一杯でいいところに二杯入れたコーヒーが甘すぎるのと
似ています

 

その状況では、男は女に関心が高まるどころが引き始めるのです

 

ブス女のいびつな強さを見せられて不倫脳が反応している

 

 

ブス女はやっている事は人として最低ですが、夫にとってみると

 

『何よ不倫くらい、誰だってやっている事よ』

 

というあるいびつな強さを見せられて、そこに不倫脳が反応しているのです

 

バカになっている夫は

 

『強い女だ、俺ももっと強くならなきゃ』

 

と、さらにバカな事を感じているのです

 

そこに弱って女々しい妻が寄れば

 

『お前は彼女に比べると本当にうっとうしい女だな』

 

という、これまたバカな比較をしているのです

 

女の魅力が弱い事とか変に優しい事だと大きく勘違いしている

 

 

妻がなぜ女々しくなるのかといえば、女の魅力が弱い事とか変に優しい事
だと大きく勘違いしているからです

 

私が最初のカウンセリングでお会いした時には、多くの方がその凛とした
たたずまいは影を潜めて、夫にすがる女々しい様を出しています

 

その姿を本来の自分に戻してもらう事が必要です

 

‘女らしい‘

 

 

‘女めしい‘

 

は、

 

‘ら‘

 

 

‘め‘

 

の一字違いですが、その一字で全然違ってくるのです

 

女々しいという状況を嫌う自分が生まれてくる

 

 

その一字の差をカウンセリングでしっかりと説明すると、

 

  • 『自分がバカな夫の下に成り下がっている情けない女になっていました』
  • 『私のプライドをちゃんと見つけなければいけないですね』

 

と、自分の関心の対象は夫ではなく、自分という事にようやく気付き始めます

 

そこから、女々しいという状況を嫌う自分が生まれてくるのです

 

  • 『同じ女としてブス女には絶対に負けない』
  • 『女々しいのは私ではなく、夫とブス女という事をはっきりわからせる』

 

という信念で行動を起こすのです

 

女らしいといは、凛として強くて丈夫なイメージを持つ転機になるのです

 

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。