過去をお金にする弁護士に今後の夫婦を聞く大きな勘違いに気付く

弁護士は夫婦の専門家ではない

公開日 2018年2月22日 最終更新日 2021年1月27日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって夫の
不倫をどう対処していいのかわからないままでいると、自分の知識の中では弁護士
に相談する方は少なからずいます

『とにかく今の自分が離婚されないようにするために弁護士に聞いてみよう』
『夫の不倫をやめてもらうために、弁護士に聞けば何かわかるかも』
『弁護士を立てたら夫も冷静になって不倫をやめてくれるかも』

というような感覚で行くのです
そしていざ弁護士に行くと

『あなたは離婚する気はないのですか』
『言っちゃ悪いけど、僕ならこんな夫なら離婚するけど』
『夫婦は修復は難しいと思いますけど』
『夫婦を続けて意味あるんですか』

と、聞きたかったのは

‘どうしたら不倫をやめてくれるのか‘
‘どうしたら女と別れてくれるのか‘

だったはずなのに、逆に

‘離婚すべき‘
‘修復は難しい‘

と何だかダメ出しをされて失意のどん底に陥るパターンが毎日全国で繰り広げられ
ているのです
なぜそうなるのいえば、

‘弁護士は相談者の夫婦の考えについて答えを持ってない専門家‘

だからです

ちょっと考えればわかりますが、弁護士は法律の専門家です
決して夫婦の専門家ではないのです

相談者が抱えている悩みに決して独身では対応できないとは言いませんが、弁護士
も最近は若い方も増えていて、夫婦のトラブルに対応した事のないという独身が
相手になる事も少なくありません

しかも弁護士の関心事は

‘いかに報酬が取れる案件か‘

です

つまり、離婚してもらう方が自分の知識を活かせて報酬も多いわけです
そういう専門家に

『何とか夫と女を別れさせたい』

と持ち込んでも、正直体育で実技ができなくて困っているのに理科の先生にできる
方法を聞いているようなチンプンカンプンな状態なのです

弁護士にできる事は、

‘過去に起こった人間や社会のトラブルの被害をお金に換算する事‘

です
しかし、相談者が望んでいる事は

‘これからの夫婦をどうにかできないか‘

という事です
過去に起こっている事を相手にしている弁護士に、これからの事をどうにかしたい
と言っている、自分の大きな勘違いに気付いてやめなければいけないのです
そういう事を回避するのも、世の中を知らなければいけないという事です
相談者には、

‘夫婦の事をどうにかするという事=世の中を知る事‘

と説明します

最初はポカンと聞いている相談者も、アドバイスを実行してもらえばもらうほど

『世の中の仕組みを知る事が大事とつくづく思います』

という言葉が出てくるのです

弁護士も何をする専門家なのかという事をよくよく理解すれば、自分の置かれた
状況に、
すぐに飛付く青手ではない事もわかるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。