男と女に何があっても不思議はない事を自分も経験している事を思い出す

男と女には何でも起こる

公開日 2018年10月25日 最終更新日 2021年3月12日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者に関して言えば、
夫との関係は正直心のどこかで自分の思い通りに進むのが当然と思っていたという感覚
が否めないわけです

それは相談者の言葉からよくわかるのです

『うちの夫がこんな事をするなんて、本当に今でもうその様です』
『何でこんな事をするのか、全然理解できません』
『夫のやっている事は何かに憑りつかれているのかと思っています』
『私の事を裏切るなんてあり得ないと思っていました』

というような思いがその心境を表しています

しかし、それはあまりにも夫婦という制度にあぐらをかいていると言ってもいわけで
夫婦ならそんな事は起こらないという過信です
それを多くの相談者が感じているのです

私はカウンセリングの中で

『世の中の男と女には何が起こっても不思議はありませんよ』

とお話しします

それは相談者自身が経験している事でもあります

『まさか私がこの人と結婚するなんて思ってもいませんでした』
『第一印象が最悪でしたので、今夫婦になっている事自体が不思議です』
『何でこの人が夫なのか今でも自分の中でよくわからないです』

という言葉はよく耳にするのです

その自分たち夫婦がそういう関係で、不倫があり得ないという区分けをしている
自分に

‘都合のいい自分‘

を感じなければいけない

もちろん、夫婦になれば不倫をしていいはずがないのは当然です
しかし、それはあくまでも頭中のルールや規則の話であって現実はそこから逸脱
する人間がいるのです

それがたまたま自分の夫なのです

そう考えると、自分がいかに世の中のルールにだけ頼っているのかという事です
例えるならば、青信号で横断歩道を渡っていても、横から信号無視した車が来る
のが現実です

青信号というルールを守っているだけでは、リスクを排除できないのです
車がきた事がわかれば、誰だって渡らないのです
信号だけを見ていては、自分の身を守れないのです

世の中にあるルールや法律だけでは、人間のヨコシマな気持ちやアホになる事への
防御はほんのわずかな部分しか網羅していません

それを補うというか自分を守るには、自分に強さや丈夫さを身につける事なのです

そこから自分が様々な事に積極的に取り組む姿勢が出るわけです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。