夫の不倫は平和ボケで〔夫婦が主従関係〕になり忘れていた【努力する自分】を取り戻す転機

夫婦という関係

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者に接していますが、多くのケースで共通している事が
あります

 

 

多くの相談者は夫を買いかぶっている

 

 

それは何かと言えば

 

`夫を買いかぶっている`

 

という事です

 

  • 『うちの夫は本当に一度言ったら、私が何を言っも何聞きません』
  • 『夫は何をしても自分一人で決めます、私は口出しできません』
  • 『夫には逆らえません、一度切れると恐いです』

 

という、いわば

 

`主従関係`

 

のような関係になっています

 

それは、中小企業の上司と部下のような様です

 

頑固な社長に何も言えない部下がアタフタしている

 

ワンマン社長を誰も止められないような夫婦になっている

 

 

それではその会社は先は長くないのは誰もわかっています

 

しかし、そのワンマン社長を誰も止められないような状況です

 

そこに、世の中の多くの社員が頭を抱えているわけです

 

それと似ているような夫婦です

 

しかし、中小企業の社長と部下の関係と、夫婦は決定的に違います

 

 

夫婦は雇用関係ではなく婚姻関係

 

 

なぜなら、前者は

 

`雇用関係`

 

です

 

つまり、お金の契約です

 

しかし、夫婦はそんな関係でも何でもなく、

 

`婚姻関係`

 

です

 

つまり、夫と妻は対等なのです

 

それは結婚する前には、もっと鮮明です

 

 

結婚した時は妻が夫を受け入れるかを決める強い立場だった

 

 

夫の方が妻に

 

  • 『結婚してくれ、俺はお前しかいない』
  • 『俺は絶対に結婚して幸せにするから』
  • 『君と結婚できなければ、一生結婚しない』

 

 

という位の言葉を出しているケースも珍しくありません

 

つまり、妻の方がそれを受け入れるかどうかを決める強い立場だったはずです

 

しかし、それがいつの間にか立場が逆転している

 

その原因は両者にあるわけです

 

真摯な態度で接していた関係が、いつからか横柄になって

 

  • 『俺がいなければ何もできない』
  • 『あなたがいなければ何もできない』

 

 

と、主従関係の夫婦になっているわけです

 

 

夫を変えるのではなく自分で自分を下げてしまった自分を上げる

 

 

それを脱却したいというのであれば、必死に自分を変えなければいけない

 

夫を変えるのではなく、自分を下げてしまった自分を上げる事を必死にやるのです

 

もちろん、なかなか一人では難しい事です

 

それをカウンセリングで思考を矯正するのです

 

自分を下げて、夫を買いかぶっている状況を

 

`夫婦は対等`

 

という当たり前にするのです

 

私が都合のいい妻になっていただけ勝手にすがっていただけ

 

 

対等な関係であるにもかかわらず、そこに不倫をして強気な態度で言ってくる夫を
作っているのも自分なのです

 

  • 『私が都合のいい妻になっていただけ、自分が勝手にすがっていただけ』
  • 『もう人生安泰と思っていたからこうなった、もう一度気を引き締める』

 

 

という自分を作るのです

 

その作業をやらずして、自分の人生に納得なんてない

 

努力を忘れた自分に、これからの人生に努力を絶やさない自分を取り戻すのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。