公開日 2019年5月17日 最終更新日 2021年2月11日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の頭の中では
何でもいいから夫には不倫をやめてほしいという心境になっています
例えるといじめられっ子が
`いじめをやめて`
というような感覚と変わりません
いじめられっ子はそのいじめっ子のいじめを誰にも言えませんから、ただ耐えて
いるだけで、いじめっ子が飽きるのを待つしかないのです
『おとなしくするからやめて』
『言う事を聞くからいじめないで』
というような心理になっています
夫の不倫では、そういうような関係になっているような感覚です
しかし、いじめと不倫では大きな違いがあるわけです
それは
`不倫は大人の所業`
という事です
いじめは子供の世界で起こる事ですから、正直それを言えないという心境は想像
がつきます
子供は抵抗するとさらにいじめられるという恐怖に、何もできないのは当然です
しかし、夫の不倫は大人しか登場人物が出てきません
夫も妻もブス女もすべて大人です
その中で、被害者である妻が
『私はこんな事誰にも言えない』
と思った瞬間、子供の世界と同じになってしまうのです
そういう理屈になっている事を相談者は意識していません
逆に大人である分
『私が誰かに言えばまずい事になる』
『こんな事を言えば、夫の立場が悪くなる』
『され妻なんて思われてしまう、絶対に嫌だ』
という、変に虚栄心とか勘違い的に自分の羞恥心が出てしまっているのです
そもそも、夫の不倫にそんな感情が出る事自体がおかしいのです
ブログでは書いていますが、夫の不倫は夫婦の問題ではありません
そもそも夫の不倫は加害者である夫とブス女の犯罪です
その犯罪を大人である相談者が黙っていては、何も良くならないどころか犯罪
を看過しているという罪になってしまうのです
相談者は何も悪くないのは言うまでもありません
それに加えて、その実態を世の中に知らしめなければいけないのです
子供のいじめと同じ状況を作ってはいけない
夫とブス女のアホさを明らかにしてこそ、
『こんなバカな事をしていた二人』
という自分になるのです
その時には虚栄心や羞恥心を持たされていた自分から、夫とブス女に持たせる
側に回るのです
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