22歳から78歳の相談者が〔世界一不幸な私〕を恥ずかしい勘違いと教えてくれる

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公開日 2021年5月29日 最終更新日 2024年3月27日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

多くの相談者にお会いしている中で、相談者の年齢も下は22歳から上は78歳までの
幅広い構成です

 

いつも思う事ですが、22歳の方も78歳の方も真剣に悩んで連絡されるわけです

 

そこには人生経験の差ではありません

 

22歳には22歳の78歳には78歳の悩みがある

 

 

22歳の方には22歳の悩みがあります

 

『結婚して間もないのに、こんな事になるなんて』

 

という、これからの人生どうなってしまうのかという思いです

 

78歳の方は

 

『今まで50年以上なんだかんだで夫婦をやってきたのに、ここにきてこんな事に
なるなんて』

 

という、やり切れない思いです

 

そういういろいろな状況でも、夫の不倫は起こるのです

 

それを相談者にお話ししますと

 

『まだ新婚なのに可哀想に、そんな事をされるなんて』
『80歳の夫の不倫、あり得ないし本当にそんな事あるのかしら』

 

と、自分の事以上に驚きや落胆が出ます

 

夫の裏切りにまさかうそでしょうの自分に喝、絶対は唯一死だけ

 

夫の不倫に悩むのは自分だけではないのが世の中

 

 

しかし、それは逆に言えば

 

‘自分だけではない苦しみ‘

 

という事に気付きます

 

それまでは

 

  • 『こんなひどい事をされている奥さんなんていないだろうな』
  • 『私は世界一不幸な妻、本当に自分で自分が可哀想』
  • 『周りの奥さんで不倫された人なんていない、私だけ』

 

という孤独な思いで、自分の人生を恨むような日々です

 

他の人の話を聞けば世界一不幸な私は大きな勘違いに気付く

 

 

そういう中で、ブログやyoutube動画やメルマガ等で私を知って連絡が来た相談者に

 

‘あなただけではない‘

 

という事をお話しするのです

 

それを聞いた相談者も

 

  • 『その人たちの状況を聞けば私はマシかも』
  • 『私の状況でひどい何て言っていたら、他の相談者に申し訳ない』
  • 『言い方は悪いけど、上には上がいるんだ』

 

という、自分の

 

‘世界一不幸な私‘

 

が恥ずかしい思いになってきます

 

自分を一番おとしめるは自分自身

 

その思いを持ってもらう事は、非常に重要です

 

なぜなら、自分を一番おとしめる人間は実は自分自身だからです

 

表面上は夫やブス女が自分を苦しめているわけです

 

しかし、最大の敵は這い上がろうとしない自分です

 

もちろん、最初はそこからどうやって頑張ればいいのかわからないという思いが
あるのは当然です

 

しかし、そこから脱却する術を知れば自分で一生懸命這い上がるのです

 

そしてその中でも、自分への特別感を捨てる事が大事です

 

自分を特別視するから弱くなる理屈を知る

 

 

人間弱くなれば

 

『私には何をやってもうまくいかない、そういう星の下に生まれてきた』

 

という、何もしないうちに諦める自分を作りがちです

 

しかし、その弱さの特別感は多くの人が持っている

 

しかも明らかに自分以上に大変な人が数多く存在する事を知れば

 

『自分を特別不幸にしてしまう事が自分の一番の弱さ』

 

という事に気付くのです

 

その特別感の払拭こそがカウンセリングの大きな意味なのです

 

〔まさか夫が不倫なんて〕は夫や自分や夫婦にありもしない特別感がある証拠

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。