夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、夫という存在はどういうものなのか
目次
私にとっては夫が全て夫がいなければ何もできない
それは簡単に言えば
‘唯一無二‘
という事です
- 『私にとっては夫が全て、夫がいなければ何もできない』
- 『夫に嫌われるとどうしていいのかわからない』
- 『私は夫の事しか考えられない、でも夫は私に関心がない』
という心理状態です
人生を賭けた相手だから他に変える事はできない思い
その夫に抱く感情はおかしいわけではありません
自分の人生を賭けて結婚した相手ですから、他に変える事はできないというのは
当然です
しかし、その対夫への思いを少し変える必要があるのも確かです
離婚した夫婦も結婚した時はこの人と一生歩んでいく思い
世の中の夫婦は、おおよそ3組に1組が離婚しています
それは長い間変わらない確率です
その離婚した夫婦も最初結婚した時には
- 『私はこの人と一生歩んでいく』
- 『この人と添い遂げる覚悟で一緒になる』
- 『何て幸せ、私は何も怖くない』
という思いを持って夫婦になったはずです
その唯一無二の存在と思っていた夫がそうではなくなったという事です
この人とはやっていけないという現実が勝つ
離婚した人の原因は様々ありますが、それは夫婦を続ける事よりも
‘この人とはやっていけない‘
という現実が勝ったという事です
そういう人がいるからこそ、離婚という手続きもあるのです
それは夫婦という関係は
‘絶対‘
ではないという事を意味しています
夫は交換可能という事実
言い換えれば、夫は交換可能という事です
私が見ている相談者の中でも、最初は苦しい顔で
- 『絶対に離婚したくない、絶対に離婚はしません』
- 『絶対に修復したいです、何とか夫を取り戻したいです』
と言っていたのが、笑顔で
『離婚しました、私の中で吹っ切れ感があって』
という人は少なからずいます
その切り換えと言うか、気持ちの変遷は女性ならではのところがあります
-100だったものを、+100に変えるような感覚です
夫を絶対必要条件からどうでもいいという切り替えの能力
それ位、夫の存在をそれまでの
‘絶対必要条件‘
から、ある時から
‘どうでもいい‘
対象に変えるのです
その性質というか、能力は人生において非常に重要です
信じて疑わなかったものが、そうではなくなる事が世の中にはあるのです
それがたまたま夫だったという事です
自分を楽にする処世術を身に付ける
そういう価値観を経験すると
- 『別に怖いものはない、自分が思った事が全て』
- 『こんなに気が楽になるとは思わなかった、私にも不思議な力があるんだ』
- 『夫をどうでもいいと思えるのであれば、他の事もこだわりなんてない』
という自分に気付くのです
そういう、自分を楽にする処世術を身に付けてもらうのがカウンセリングなのです
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