公開日 2021年10月12日 最終更新日 2024年9月10日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、夫という存在はどういうものなのか
妻にとっては夫がどういう対象なのかによって、人生は大きく変わります
夫婦を続けていると、トラブルや苦難に遭遇する事は珍しくありません
ある程度は夫婦で一緒に乗り越えれば、たいていの事は何とかなります
しかし、それが想定外の事であればそうもいかないわけです
その一つが夫の不倫です
そこに夫への依存度が高ければ、人生に何か起こるとかなり苦しむことに
なります
逆にそれが低くなれば、いろいろな面で自分で判断する事が可能になります
目次
夫は唯一無二の存在という思い込み
多くの相談者にとって、夫の存在は簡単に言えば
‘唯一無二‘
という事です
- 『私にとっては夫が全て、夫がいなければ何もできない』
- 『夫に嫌われるとどうしていいのかわからない』
- 『私は夫の事しか考えられない、でも夫は私に関心がない』
というものです
その夫に抱く感情は、おかしいわけではありません
自分の人生を賭けて結婚した相手ですから、他に変える事はできないと
いうのは当然です
しかし、その対夫への思いを少し変える必要があるのも確かです
離婚する妻の心理とは
世の中の夫婦は、おおよそ3組に1組が離婚しています
それは長い間変わらない確率です
その離婚した夫婦も、最初結婚した時には
- 『私はこの人と一生歩んでいく』
- 『この人と添い遂げる覚悟で一緒になる』
- 『何て幸せ、私は何も怖くない』
という思いを持って夫婦になったはずです
その唯一無二の存在と思っていた夫がそうではなくなったという事です
そう考えると、夫に対する自分の考えは必ずしも不変ではないのです
離婚は夫が全てではないという証明
離婚した人の原因は様々ありますが、それは夫婦を続ける事よりも
‘この人とはやっていけない‘
という現実が勝ったという事です
そういう人がいるからこそ、離婚という手続きもあるのです
それは夫婦という関係は
‘絶対‘
ではないという事を意味しています
言い換えれば、夫は交換可能という事です
私が見ている相談者の中でも、最初は苦しい顔で
- 『絶対に離婚したくない、絶対に離婚はしません』
- 『絶対に修復したいです、何とか夫を取り戻したいです』
と言っていたのが、笑顔で
『離婚しました、私の中で吹っ切れ感があって』
という人は少なからずいます
その切り換えと言うか、気持ちの変遷は女性ならではのところがあります
-100だったものを、+100に変えるような感覚です
夫を絶対必要からどうでもいいという処世術
それ位、夫の存在をそれまでの
‘絶対必要‘
から、ある時から
‘どうでもいい‘
対象に変えるのです
その性質というか、能力は人生において非常に重要です
信じて疑わなかったものが、そうではなくなる事が世の中にはあるのです
それがたまたま夫だったという事です
では、どうすれば夫をどうでもいいと思えるのかという事です
夫の言動をメモする
不倫をしている夫の言葉は、非常に辛辣なものです
『俺の事をわかっていなかっただろう』
『どれだけ俺が苦しかったか』
『お前と俺はもう無理』
というように、とにかく妻である相談者が弱る事を言います
その言葉は今まで聞いたことがないわけですから、そういう言葉をメモして
おく事で、
『この人はこんな事言うはずない』
と冷静にわかってきます
その元は多くの場合、
‘ブス女からの伝言‘
なのです
それがわかると、
『こんな事に苦しめられらていたのか』
という怒りが湧いてきます
夫の持ち物を調べる
夫の持ち物を調べる事も、非常に大事です
不倫している時というのは、いわゆる
‘花畑‘
ですから、いろいろとブス女とのやり取りをしています
スマホのラインはもちろんの事、財布やカバンの中にも痕跡があるのです
もちろんこっそりと見る事になりますが、
『知らない夫を知る事が大事』
という使命感で見るのです
そこにあるものは、本当にアホな二人の実態を知る事になります
ブス女の実態を知る
知らない夫を知る事になると、そこからその先に潜むブス女の実態を知る事が
大きな意味を持ちます
夫の持ち物から得た情報を元に、ブス女の素性に近づく可能性が高くなります
その際には、カウンセリングでも情報を探し方もアドバイスしています
焦らず粘り強く探すことが大事で、場合によってはレコーダーやGPSを使う事
も出てきますが、そういうツールも慣れてくればそれほど難しくはありません
夫の不倫を掴む
夫とブス女の不倫実態を掴むと、本当に情けなくもバカらしくもなります
『お前とは離婚しかない』
『早く別れてくれ』
『俺はもう決めている』
と大口を叩いていた夫が、こんなにもブスな女と不倫をしていた事が証明
されると、それまでの夫への象が根本から崩れます
そうなっていくと、依存していた自分が本当に情けなくなってきます
不倫の対処する
不倫実態を掴めば、そこからは不倫の対処となります
相談者の妻の権利としては、慰謝料請求があります
ただこれは、あくまでもお金を払わせるという事にすぎません
しかも、タイミングや弁護士を使う使わないとか金額をいくらにするか等を
決める必要があります
それもカウンセリングの中で一緒に考えながら決めていくと、相談者の納得
も増えていきます
しかし、それだけで全てが終わるわけではありません
やはり、夫と自分の関係性を見直す事が必要です
自分を強くすると楽になる
上記のような、処世術を身につけると
- 『別に怖いものはない、自分が思った事が全て』
- 『こんなに気が楽になるとは思わなかった、私にも不思議な力があるんだ』
- 『夫をどうでもいいと思えるのであれば、他の事もこだわりなんてない』
という自分に気付くのです
よく言う、
‘夫はATM‘
という位に、その存在意義がメンタル的なものではなく物理的とか経済的な
価値に変わります
かつては、夫をそんな風に考えた事もなかった自分です
しかし、あまりにも馬鹿らしい不倫実態に
『勝手に夫とブス女を大きく見ていただけだった』
という思いになります
そうなれば、自分に期待する自分に変わります
それは離婚をするしないではなく、
‘自分の人生は自分で決める‘
という当たり前の事を思い出してもらうのです
そういう、自分を楽にす思考を身に付けてもらうのがカウンセリングなのです
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