夫の不倫の【不安】を適正に把握すると【正義感や倫理観】が出現する

不安を適正に把握する

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、何が苦しい事といえば先が見えないという
事が一番の不安です

 

離婚してくれ俺は前から考えていた

 

 

夫の言動がある時を境に、

 

‘傍若無人‘

 

になっています

 

  • 『俺にはもう話しかけるな、話はしたくない』
  • 『離婚してくれ、俺は前から考えていた』
  • 『俺の事を優しくしていればこんな事に放っていない』

 

 

という一方的な言い分に、ある意味あっけに取られてしまうわけです

 

もちろん、それがある一時的なものであっても相談者である妻にとっては不安を
及ぼすものです

 

世の中何でも適正な不安の把握が重要

 

 

それがいつ終わるかわからないものであれば、なおさら苦しいのは当然の事です

 

その中で、相談者の不安を拭い去るにはどうすればいいのか

 

それは

 

‘適正な不安の把握‘

 

です

 

人間何かが怒ると、防衛本能が働いて身構えてしまうわけです

 

それは経験した事がなければ、どれ位のものかわからないので余計に強く防御
する心理が働きます

 

コロナウイルスも最初の不安が時間と共に減る

 

 

例えば、コロナウイルスでも最初は

 

『一度うつったら、命が危ないかも』

 

という恐怖で、緊急事態宣言でも敏感に反応して町中から人が消えました

 

しかし、ワクチンが出回ったり医療体制ガ整えばその緊張感も下がります

 

もちろんまだまだ怖いウイルスですが、初期の頃に比べれば適正に把握している
事で、過剰な恐怖が減ってきています

 

それと同じで、不安の元を適正に把握する事が大事です

 

不倫の実態をよくよくわかれば怒りに変わる

 

 

そのためにも、カウンセリングで客観的な情報を聞いてもらうのです

 

  • 『これ位の夫の行動は、世の中でいくらでも起こっています』
  • 『最初は驚きますが、バカ二人のアホさが引き起こしている事です』
  • 『不倫の実態をよくよくわかれば、本当に怒りに変わる事です』

 

というように、知らない事を知っている側が正確に伝えるのです

 

こんな事でビビっていたなんて本当に悔しいです

 

 

それを聞いているうちに、

 

  • 『本当にわかってくるとバカらしくなってきました』
  • 『私が騙されていただけなんですね、腹立たしい』
  • 『こんな事でビビっていたなんて、本当に悔しいです』

 

というように、

 

‘過剰な不安‘

 

を拭い去って、

 

‘現実的な不安‘

 

に置き換わります

 

湧き上がる強気憤りが行動を起こす

 

 

その不安のサイズの移行をする事で、それまで出てこなかった行動が現れます

 

『私がビビっていても何も変わらない、このままでは舐められっぱなし』

 

という、自分の中で湧き上がる強気憤りが行動を起こすのです

 

何でも最初はおっかなびっくりになっていても、少し勇気を出して現実を把握
する事で、ある意味不安とは全く別物の正義感や倫理観が出てくのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。