夫の不倫は夫婦は愛だの恋ではなく戸籍だけの関係とわかる転機

夫婦は戸籍の関係

公開日 2017年3月21日 最終更新日 2021年3月18日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、そもそも夫婦と
いう関係はどういう関係なのか

結婚を決意した時に、

『私はこの人と一緒に生きていく』
『この人の子供を産む事になる』
『私の人生をこの人に預ける』
『もう結婚相手位を探さなくてもいい』

というような感覚の方は少なくないはずです

つまり、夫婦の権利とか義務ではなく、自分の人生を一緒に歩む人という意識

ですから、マイナスのイメージはありません
それは愛しているとか気持ちを出している状態ですから当然です

もちろん夫も、

『結婚してくれなかったら死んでやる』
『オレはもうオマエしかない、すぐにでも結婚して欲しい』
『とにかくオレと一緒になるしかないだろう』

位の勢いでプロポーズしていてもおかしくありません
その夫を見ていれば、ネガな事やマイナスな事は思いつかないわけです

また、周りから結婚を反対されていても、自分で決意していたらそれは何を

言われても意思は変わりません

それ位、結婚にまっしぐらになっているのです
その中で、夫婦とは何かと深く考える人の方が圧倒的に少ないわけです

しかし、いざ夫の不倫などが出ればそれまで夫婦の事を考えていなくても
考えて
しまいますし、考えざるを得ません

その中で、多くの相談者は

『愛していなければ夫婦ではない』
『気持ちが無ければ一緒にいても意味がない』

という感覚でいます

夫婦という関係に、お互いの感情が非常に大事という意識です
それはおかしいと言うつもりはありませんが、自分でない夫をコントロール
する事は出来ないわけです

その不可能な事をどうにかしようとしているのが初期段階の相談者です
しかし、私の相談者はカウンセリングを受けて行動する中でその夫婦という
関係性がもっと明確になっていきます

どう明確になっていくのかと言えば、

‘自分や子供が生きていく上でお金を供給してもらう人‘

というようなイメージです

つまり、愛だの気持ちだの言っていても生きていけないという現実を直視する
わけです
初期段階の相談者は、そういう割り切ったように見える先輩相談者を見て

『え、夫婦って愛し合ってこその仲じゃないの』

という感覚です
しかし、そもそも夫が不倫をしている中で自分一人が

『あなたをいつまでも愛している、戻って来て』

と言ってもそっぽを向くどころか、不倫ブス女と仲良くラブホテルに入る
調査報告書を見れば

『こんちきしょう、なめんなよ』

位の気持ちが出てきて、その時初めてかつて夫婦を割り切っているように
見えた先輩相談者が、割り切っているのではなく現実的に夫婦を捉えている
とわかるのです

『私が愛だの恋だの気持ちだのと言っている夫婦は、所詮現実を見ていない
自分だった、大事なのは現実なのに』

とわかります

そうなると

『夫婦とは戸籍を一つにしているだけ、それ以上でもそれ以下でもない』

という私の説明も腹に落ちて、これからの夫婦の捉え方を変えていくのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。