公開日 2021年10月14日 最終更新日 2024年3月6日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
夫の不倫に悩む相談者に接していますと、今まで経験した事がない事ですから
どうしても
`おっかなびっくり`
の対応になってしまう自分がいます
それは無理もない事です
目次
夫の不倫で平気な妻はいない
誰だって
- 『夫が不倫したって全然平気、そんなのなんて事ない』
- 『そんな事位でガタガタ言っても始まらない』
- 『好きにすれば、私には関係ない』
なんて言えるはずはありません
間違いなく、
- 『どうすればいいのか、全然わからない』
- 『あり得ない、私の人生にこんな事が起こるなんて』
- 『誰か助けて、一人ではどうにもならない』
という心理状態に陥るわけです
夫に機嫌を直してもらいたい落し処を探る愚
しかし、その心の中とは裏腹に
- 『何とか夫に機嫌を直してもらいたい、何でもする』
- 『私を見捨てないで欲しい、優しくしなければ』
- 『私が悪かった、もっといい奥さんになるから許して』
という、どこかで
`仲直り`
的な落とし所を探ろうとします
ここで一番深く考えなければいけない事があります
とにかく不倫の実態をよくよく考える必要がある
それは
`不倫の実態`
です
不倫は誰もがわかっているように、男と女のダメな乳繰りあいです
要はドロドロした、醜くもあさましい性欲のぶつけ合いです
そんな事をしている男女が、まともな思考が働くはずがないのです
やりたいだけのサルのような姿が不倫
いくら外見はしっかりと装っても、ラインやメールを見れば
`やりたいだけのサル`
のような姿でしかないのです
そのアホさを想像してみれば
- 『何で私が苦しまなければいけないのか』
- 『どうして下手に出なければいけないのか』
- 『こんなバカな二人に舐められて絶対に許せない』
という怒りや憎しみが出なければ、逆に人としておかしいと思わなければいけない
醜い実態に蓋をしたい自分を捨てる
心のどこかでは
- 『こんな醜い実態をわかっているけど、なるべく蓋をしたい』
- 『嫌なものを見たくない、ショックを受けたくない』
- 『私の人生にこんな汚いものは記憶にしない』
という意識があるのです
それでは起こっている不倫の毒毒しさに負けてしまうのです
もっと野生動物の戦いのようなイメージで
- 『バカ二人にはこっちが引いていてはいけない、腰が引けてはいけない』
- 『やられたらやり返す、それは動物でも人間でも当然の事』
- 『悪い奴らをのさばらしていては絶対にダメ、私は本能で戦う』
という気概がいるのです
当たり前の事やらなければいけない事をやるだけ
その先には、
『自分は当たり前の事をやった、やらなければいけない事をやった』
という自分を見つけるのです
そういう経験をすると、何でも周りの目を気にして生きている場合ではない
という人生観がそれまでの思考をアップデートするのです
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