不倫は夫を〔想定外のない特別な存在〕にしている自分に喝を入れる転機

夫の想定外を知る

公開日 2021年10月19日 最終更新日 2024年2月24日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、夫はよくわからない存在になっている
わけです

 

夫は想定内の存在であってほしい

 

 

相談者にとっては、どうしても夫は

 

‘想定内‘

 

の存在であってほしいわけです

 

  • 『夫はこんな人ではない』
  • 『夫は不倫をやめてくれる、強い人』
  • 『夫は私を最後は大事にしてくれる』

 

という思いがあるのです

 

しかし、そこから想定内に戻すには

 

  • ‘夫の改心‘
  • ‘夫の反省‘
  • ‘夫の更生‘

 

が必須です

 

その条件は相談者である妻ができる事ではなく、あくまでも夫自身の行動です

 

妻ができるのは夫への神頼みになっている

 

 

妻ができるのはあくまでも

 

‘夫への神頼み‘

 

のような事です

 

しかし、その望みというか願いは想定内の夫に戻す事にはつながりません

 

なぜなら、

 

‘想定外‘

 

は必ず存在するのです

 

要は、夫を想定内に戻すという思考をやめなければいけないのです

 

 

  • 『夫には私の知らない事が数多くある』
  • 『夫を知ろうと思っても、一生かけてもわからない』
  • 『夫が安心をくれるわけではない、私が安心を自分で作らなければいけない』

 

という思考に変えるのです

 

夫の想定外を前提にする自分に変える

 

 

どの相談者も夫への失望や驚きよりも、

 

‘想定外を前提‘

 

にする自分に変える事で落ち着きを取り戻します

 

そもそも、夫に限らず自分がわかっていない事やモノは数多くあるのです

 

その中で

 

  • 『夫だけは私を守ってくれる』
  • 『夫だけは私の事をわかってくれる』
  • 『夫だけは私に愛情をくれる』

 

というような思いがあるのです

 

夫を想定外のない特別な存在にしている自分をやめる

 

 

その夫だけを

 

‘想定外のない特別な存在‘

 

にしている自分をやめるのです

 

元はと言えば、夫は赤の他人です

 

ある時知り合って、縁あって結婚しているわけです

 

その縁を

 

  • 『私と夫は赤い糸で結ばれているんだ』
  • 『夫は運命の人、こういう巡り合わせがあるんだ』
  • 『結ばれるべくして結ばれたんだ』

 

という、過大にしているのです

 

夫への過信があった事は認めざるを得ない

 

 

もちろん、それは結婚ですからテンションも上がるわけです

 

しかし、結果的には夫が不倫をしているのです

 

それを考えると、

 

 

  • 『夫への期待値が高すぎた』
  • 『夫への過信があった事は認めざるを得ない』
  • 『夫への依存が私を弱めていた』

 

という、夫を見る基準を変えるべきなのです

 

夫婦は私が主導権を握るという思い

 

 

それは夫への神頼みから、自分の主体的行動が出るようになるのです

 

  • 『私ができる事をする、そういう思いに変わってきました』
  • 『夫には期待してはいけない、今自分に言い聞かせています』
  • 『夫婦は私が主導権を握るという思いです』

 

という言葉が出てきます

 

それは取りも直さず、相談者である妻自身が楽になっていくのです

 

人生で夫の影響を極力小さくする事が、自分の納得を生む事を知るのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。