〔信じて裏切られた〕から自分が納得する【夫婦のスタートの再設定】をする

信じて裏切られたところから

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとっては、どうしても夫の愚行が信じられない
という思いです

 

今年の初めは家を買おうなんて言っていたのに

 

 

突然の夫の不倫を知ると、自分の夫婦の危機を感じる前に

 

  • 『昨日まで全然まともだった、全然普通だったのに』
  • 『先月まで家族と一緒に買い物に行っていた、青天の霹靂』
  • 『今年の初めは、家を買おうなんて言っていたのに』

 

という、驚きしかないというケースも少なくありません

 

そこから、

 

  • 『夫婦がこんな事があるとは思ってもみなかった』
  • 『今までの平和な時間が崩れてしまっている』

 

という危機感が出ているのです

 

驚きからいきなり危機感に感情は推移する

 

 

その

 

‘驚きから危機感‘

 

という流れで、相談者の感情は推移しています

 

しかし、そこに出るべき

 

  • ‘怒り‘
  • ‘憎しみ‘
  • ‘憤り‘

 

のようなものはスルーしているケースが非常に多いのです

 

それはなぜか

 

‘自立展開力‘

 

が乏しいからです

 

本当にバカな男ふざけるんじゃないが必要

 

 

要は自分が自分の力で生きていれば、アホな事をしている夫に

 

‘三下り半‘

 

を突きつけてもおかしくありません

 

それは離婚を意味していなくても、

 

『本当にバカな男、ふざけるんじゃない』

 

と、今後の夫婦に臨む自分が大きく変わるはずです

 

あなたがいなければどうすればという上下関係をやめる

 

 

しかし、夫に依存というか身を任せているだけの自分では

 

  • 『私を捨てないで、もっとちゃんとするから』
  • 『あなたがいなければ、どうすればいいの』
  • 『夫婦を諦めてたくない、お願いだから元に戻って』

 

という、上下関係の夫婦でしかないのです

 

そういう相談者に、カウンセリングで

 

『怒りや憎しみが出なければ、これからの人生で希望はないですよ』

 

というお話しをします

 

 

私が悪かったではなく裏切られたという気持ちを出す

 

 

つまり、

 

`信じていた`

 

の次に

 

`私が至らなかった`

 

を挟んでいる自分から

 

`裏切られた`

 

という気持ちを出すのです

 

『信じていたのに裏切られた、どうすればいいのか』

 

それが今の夫婦の現実です

 

人生では、誰かに裏切られる事は珍しくありません

 

それがたまたま夫だったというだけです

 

裏切られた私がバカだった私は強くなってやる

 

 

人は誰かに裏切られたらどうなるか

 

最初は失意のどん底かもしれません

 

しかし、時間の経過共に

 

  • 『裏切られた私がバカだった、私は強くなってやる』
  • 『こんな事で人生を棒に振るわけにはいかない、立ち直ってやる』
  • 『これもいい人生勉強、私はこれを乗り越えてやる』

 

という、

 

`内なる闘志`

 

が湧いてくるのです

 

自分で作る夫婦のスタートの再設定をする

 

 

なぜなら、苦しいからと言って人間そうそう死ねるわけではありません

 

長い人生で足を止めていても、希望も未来も出てこない

 

『自分がただ弱かっただけ、何も考えず夫に頼っていただけ』

 

という、

 

`スタートの再設定`

 

をする自分に変えるのです

 

そこから自分の納得する夫婦を、自分一人で作る命題を持つのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。