これまでの夫婦ではダメという危機感が【世の中】にモノサシに変える

夫婦の呪縛から抜ける

公開日 2021年12月4日 最終更新日 2024年3月5日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、今まで大事にしていたものが音を立てて
崩れるような感覚になってしまいます

 

その大事なものとは、

 

‘日々の安定した生活‘

 

に他なりません

 

夫の不倫で物理的なものは変わってない

 

 

それは自分の夫が不倫をしていたというのであれば、そうならない方がおかしい
わけです

 

しかし、実際物理的なものが変わったわけではありません

 

目にする家の中や周りの景色や、夫以外の人間関係が崩れたわけでもありません

 

ただ、夫がアホになっている姿を目にしているだけです

 

夫一人で自分の頭の中が変わるのは存在感の裏返し

 

 

その夫一人でガラリと自分の頭の中が変わってしまうのは、それだけその存在感が
大きいという裏返しです

 

もちろん、夫婦ですから夫という人間は大きな大きな影響力を持っています

 

妻である相談者にとって

 

  • 『この人がいなくなったら、どうすればいいかわからない』
  • 『私の人生の中で一番大事な人』
  • 『絶対に無理、夫は私の全てと言っていい』

 

というような思いです

 

夫はいて当たり前の存在になっている

 

 

それ位、夫の一挙手一投足に全神経を集中させる状態になります

 

それまでは、正直

 

‘いて当たり前‘

 

の存在ですから、それほど気になる事はなかったわけです

 

しかし、その夫がいざおかしくなると

 

‘あったものが無くなる‘

 

という不安に陥るのです

 

 

夫の本当の影響力を考える

 

 

しかし、そこで考えるべき事があります

 

それは

 

‘夫の本当の影響力‘

 

です

 

どうしても夫によって大きく右往左往してしまう人生では、あまりにも不安定に
なってしまうのです

 

多くの妻はそもそも夫の存在感を、あまりにも大きくし過ぎているのです

 

夫は人生の中で、一番近くにいる人間である事は間違いない

 

不倫は夫を測るモノサシを変える転機

 

 

しかし、その距離感をもう少し調整する必要があるのです

 

  • 『このままの関係では、何もかも苦しいまま』
  • 『私の中で夫をあまりにも大きくしているから苦しい』
  • 『夫は私が考えるほど私を思っていないのであれば、自分もそうすべき』

 

というように、自分の中での

 

‘夫を測るモノサシ‘

 

を変えるのです

 

しかし、それはなかなか一人では難しいというのも事実です

 

不倫夫の見方を変える思考をカウンセリングで再インストールする

 

カウンセリングで世の中の基準を身に付ける

 

 

だからこそ、カウンセリングの中で

 

‘世の中の基準‘

 

を身に付けてもらうのです

 

  • 『世の中の夫婦はこういう距離感を持っているんだ』
  • 『夫の見方はこうもいろいろ違うのか』
  • 『自分の考えをもっと柔軟にする事が大事なんだ』

 

という事を肌で感じてもらうのです

 

今までの夫婦では通用しない危機感が全て

 

 

要は、

 

‘夫婦を見て世の中を見る‘

 

のではなく、

 

‘世の中を見て夫婦を見る‘

 

順番にするのです

 

すると、自分たち夫婦や夫を客観的に見る事になるのです

 

夫に預けている自分を減らして、世の中基準で自分を作るのです

 

これまでの夫婦では通用しない、という危機感が全ての思考を変えるのです

 

安心や安定は自然には生まれない注意や危機感から生みだすモノ

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。