夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、どうしてもこの状態を早く終わらせたいと
いう気持ちに駆られます
目次
夫婦をとにかく元に戻したいという焦り
と言いますか、とにかく元に戻したいという焦りが出てくるわけです
その気持ちとは裏腹に、現実は遅々として状況は肯定んしません
それはなぜか
不倫はすぐには終わらない悪事
不倫という悪事は、そもそもその性格上
‘すぐには終わらない悪事‘
だからです
よく考えてみれば、不倫は
‘大人の男女の乳繰り合い‘
です
つまり、気持ちのいい事が介在しているわけです
しかも、それは肉体に直接的に感じる事です
これが金銭の強盗であれば、お金という物質ですからそれ自体に直接的な快楽が
あるわけではないし、目に見えるモノを盗む犯罪ですから継続が難しい悪事です
罰則が緩いのでどうしても罪悪感が大きくなりにくい
しかし不倫は性欲という本能をくすぐる快楽でかつ、モノを残すわけではない
‘見つかりにくい悪事‘
です
またその悪事に対する罰則が緩いので、どうしても罪悪感が大きくなりにくいと
いうシロモノです
そして男女の組み合わせの悪事ですから、アホな夫がブス女に手の平で転がされ
ているので、とにかくバシッと終わらせる自浄作用が生まれないのです
不倫に限らず人生はそもそも戦いの連続
そういう諸々の条件が重なっているので、
‘長期化する犯罪‘
なのです
しかし、そこに相談者が諦めてはいけない
なぜなら、人生はそもそも戦いの連続です
もし今の夫と違う男と結婚していても、必ずしも幸せになれるかはわからない
また、仮にこの夫の不倫が終ったとしてもそれで安心できるわけではない
自分の安心は自分で作るだけ
要はこの夫でなかろうが不倫に終わりがこようが、
‘自分の安心は自分で作る‘
だけなのです
それは私の数多くの相談者もわかっている事です
もちろん、最初からわかっていたわけではなく不倫と戦っているうちに
- 『私はホッとしていてはいけないんだ』
- 『安心すると、そこからまた坂道を転げ落ちるんだ』
- 『自分で緩む事が一番の敵、それがよくわかる』
という、現実を知るのです
何で私だけこんなに辛いのかではない
それはある人だけに起こる事ではなく、誰にでも共通しているのです
ハタカラ見れば幸せそうに見える人も、実は大きな悩みを抱えている
それをお互いがわからないだけです
そこに自分に苦しみや悩みが起ると
『何で私だけこんなに辛いのか』
という思いになる
それも孤独に陥っているからこその錯覚です
人は誰でも苦しみや辛さを常に持ち続けて生きている
人は誰でも苦しみや辛さを、常に持ち続けて生きている事を知れば、
『人生は何かの苦しさと付き合うのが当たり前、そう思って生きる』
と、自分のスタンスが決まるのです
夫の不倫はそのうちの一つであって、それなりに知恵や工夫も付けば試練も
大きくなる
そこに
‘自分に越えられない試練は来ない‘
と思って取り組む信念を持つのです
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