本人訴訟で慰謝料請求する方法、弁護士なしで不倫相手と戦う手順を解説

本人訴訟

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫婦について悩む相談者に接していますが、多くの方が夫の不倫を機に
人生がガラリと変わってしまった感覚に陥ってしまいます

 

配偶者の不倫に悩み、

 

「慰謝料を請求したい」

 

と考える方は多いはずです。

 

しかし、弁護士に依頼すると高額な費用がかかるため

 

「自分で訴訟を起こせないか?」

 

と考える人も少なくありません。

 

実は、本人訴訟(自分で裁判を起こすこと)でも慰謝料請求は可能です。

 

実際に私の相談者も70%くらいの確率で、慰謝料請求を本人訴訟で行っています。

 

もちろん、その方たちも法律の知識がある方ではなく、カウンセリングを受けて
もらう中で、一緒に請求を進めていますので、不安もなく進めています。

 

ただし、裁判の進め方や必要な手続きについて正しく理解し、慎重に準備を進める
ことが重要になります。

 

配偶者の不倫相手に対して本人訴訟で慰謝料請求を行う方法について、具体的な
手順や注意点を詳しく解説します。

 

本人訴訟とは

 

本人訴訟とは

 

本人訴訟とは、弁護士を依頼せずに、自分自身で裁判を起こして争う方法のこと
です。

日本の法律では、弁護士がいなくても裁判を進めることが可能であり、不倫に
よる慰謝料請求も本人訴訟で対応できます。

 

本人訴訟について、以下のポイントを詳しく解説します。

 

✅ 本人訴訟で慰謝料請求ができる条件とは?
✅ 訴訟の準備:証拠の集め方・必要書類の作成方法
✅ 裁判所への訴状提出の流れと具体的な手続き
✅ 裁判の進め方・相手の反論への対応方法
✅ 勝訴後の慰謝料回収方法(相手が支払わない場合の対処法)

 

 

本人訴訟の特徴とメリット・デメリット

 

本人訴訟は、自分で裁判所に訴状を提出し、手続きを進め、裁判所からの連絡や
書類のやり取りをすべて自分で管理する事になります。

また、裁判の期日に出廷し、自分で主張・立証を行い、判決が出た後の慰謝料回収
(強制執行など)も自分で対応する必要があります。

弁護士を依頼しないため、専門的な知識が求められる一方で、費用を抑えて自分の
納得のいく形で裁判を進めることができるという特徴があります。

 

本人訴訟のメリット・デメリット

 

本人訴訟のメリット

✅ 弁護士費用がかからない

弁護士に依頼すると、一般的に着手金や成功報酬がかかります。不倫の慰謝料請求
では、着手金が30万円~50万円、成功報酬が慰謝料の10%~20%程度かかること
が多いですが、本人訴訟ではこれらの費用を節約できます。

 

✅ 自分の意思で進められる

弁護士に任せると、方針が合わなかったり、説明不足を感じることもあります。
しかし、本人訴訟なら裁判の進め方や主張内容を自分で決められるため、納得感
のある裁判を行えます。

 

✅ 比較的簡単なケースなら対応できる

不倫慰謝料請求では、証拠が揃っていて事実関係が明白であれば、本人訴訟でも
十分勝訴できる可能性があります。

たとえば、以下のようなケースでは、本人訴訟でも有利に進めやすくなります。

不倫の証拠が明確(LINEのやり取り、ラブホテルの領収書、探偵の報告書など)。
相手が不倫の事実を認めている。
相手と話し合いをしたが、慰謝料の支払いを拒否された。

 

本人訴訟のデメリット

⚠️ 法律知識が必要

本人訴訟では、民法や裁判手続きのルールを理解していないと、不利になる可能性
があります。

たとえば、不倫慰謝料請求が認められる要件を知らずに訴えると、裁判で敗訴して
しまうこともあります。

⚠️ 書類作成が大変

裁判に必要な訴状の作成、証拠の整理、裁判所への提出書類の準備などをすべて
自分で行わなければなりません。

特に、訴状には法律用語を正しく使い、請求の理由を明確に記載する必要がある
ため、慎重に作成する必要があります。

⚠️ 裁判手続きが煩雑

本人訴訟では、裁判所とのやり取りや期日の管理、相手方との交渉などをすべて
自分で行う必要があります。

特に相手側が弁護士をつけてきた場合、法的な反論を受ける可能性が高く、適切
に対応しなければ不利になることもあります。

 

本人訴訟を進めるためには

 

本人訴訟を進めるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

 

✅ 基本的な法律知識を身につける

– 不倫慰謝料請求が認められる条件(婚姻関係が破綻していないことなど)
– 民法709条(不法行為による損害賠償)の理解
– 証拠の重要性とその収集方法

 

✅ 書類作成のテンプレートを活用する

– 訴状や準備書面のテンプレートを使い、正しいフォーマットで作成する

✅ 証拠をしっかり揃える

– 不倫の証拠(LINE、メール、探偵の報告書、写真など)
– 慰謝料の金額設定の根拠となる資料(判例など)

✅ 裁判所の手続きに慣れる

– 訴状の提出方法や期日の進行管理
– 裁判官や書記官とのやり取りのコツ

✅ 勝訴後の慰謝料回収方法を考える

– 相手が支払わない場合の強制執行の方法を知っておく

 

本人訴訟の流れと準備

 

慰謝料請求のために本人訴訟を行うには、正しい手順で準備を進めることが大切
です。

訴訟を起こす前の準備から、訴状の作成、提出、そして相手に訴状が送達される
までの流れを詳しく解説します。

 

訴訟を起こす前にやるべきこと

 

証拠集め

慰謝料請求の裁判では、不倫の事実を証明する証拠が不可欠です。

そのためには、以下のような証拠を集めておく必要があります。

不倫の証拠

ラブホテルや宿泊施設の領収書・予約履歴
不倫相手と一緒に写った写真や動画
LINE・メールのやりとり(愛情表現・密会の約束など)
探偵の調査報告書
SNSの投稿(交際を示す内容)

その他の証拠

夫との婚姻関係を示す戸籍謄本
精神的苦痛を証明する診断書(必要な場合)
証拠はできるだけ客観的で、具体的なものを用意することが重要です。

 

内容証明郵便の送付

訴訟を起こす前に、まずは 「慰謝料を支払うよう求める内容証明郵便」 を送付
するのが一般的です。

これは、裁判を起こす前に交渉の余地があることを示すとともに、相手に対して
正式な請求をした証拠になります。

とは言え、相手に慰謝料請求を個別にしていて、それを反故にされているような
状況であれば、内容証明を送っても無駄になりますから、訴訟提起をする事に
なります。

内容証明郵便の書き方

タイトル:「慰謝料請求書」など
宛先:不倫相手の氏名と住所

本文に記載する内容

不倫の事実(発覚した時期や証拠に基づく説明)。
請求金額(一般的には50万~300万円)。
支払い期限(通常2週間~1か月程度)。
支払先の口座情報。
支払わない場合の対応(訴訟を起こす旨の記載)。

送付方法

郵便局で「内容証明郵便」として送る。
配達証明付きにする(送達の証拠になる)。
控えを保管しておく。
相手がこの段階で慰謝料を支払えば、訴訟をせずに解決できます。
支払わない場合、正式に訴訟を起こします。

 

訴状の作成方法(必要書類・書き方のポイント)

訴状の作成

訴状は裁判所に提出する正式な書類で、慰謝料請求の内容を明確に記載します。

訴状の基本構成

当事者の情報

原告(自分)の氏名・住所。
被告(不倫相手)の氏名・住所。
請求の趣旨(求める内容)。
例:「被告は原告に対し慰謝料として○○万円を支払え」

請求の原因(不倫の経緯)

夫と被告の関係(不倫関係の開始時期、関係性)。
証拠の概要(LINEのやり取り、ホテルの領収書など)。
精神的苦痛の具体的な説明。

請求金額の計算根拠

結婚年数や不倫の期間、夫婦関係への影響を考慮して金額を提示します。
相場を言う弁護士と違い、本人訴訟ではある意味、金額の上限はありませんが
添付する収入印紙の金額が、その分多くなりますので注意が必要です。

その他の必要書類

戸籍謄本(婚姻関係の証明)。
証拠資料(LINE、写真、調査報告書など)。

 

裁判所への提出方法と手数料

裁判所の選び方

慰謝料請求の訴訟は、以下のいずれかの裁判所で行います。

相手の住所地の簡易裁判所または地方裁判所。
自分の住所地の簡易裁判所または地方裁判所。
※請求額が140万円以下なら簡易裁判所、それ以上なら地方裁判所へ。

提出方法

訴状を2部(裁判所用・相手用)用意する。
必要書類を添付する。
裁判所の受付窓口で提出する(郵送でも可)。

訴訟費用(手数料・印紙代)

裁判所への印紙代:請求額に応じて変動(例:100万円請求→1万円)。
郵便切手代:訴状を相手に送るための費用(数千円程度)。
※手数料は裁判所によって異なるため、事前に確認が必要。

相手への送達とその後の流れ

訴状の送達

裁判所が訴状を受理すると、被告(不倫相手)に訴状を郵送します。

これを 「送達」 と呼びます。

送達の方法

通常送達:相手が訴状を受け取れば完了。
公示送達(相手が受け取り拒否した場合)。
裁判所の掲示板に一定期間掲示する。
相手が不在でも手続きは進む。

その後の流れ

第1回口頭弁論(裁判の初回)

通常、訴状送達から1か月以内に行われる。
原告と被告の主張を確認。
相手が欠席すれば、原告の主張通りの判決になる可能性が高くなります。

和解の提案

裁判官から和解を勧められることもある被告が和解に応じた場合、慰謝料を支払う
合意が成立します。

その際には、判決文ではなく和解調書を作成しますが、そこには勝ち負けや裁判官
の判断はなく、和解金額等の決まった事だけの記載になります。

判決

裁判を継続し、証拠が十分なら慰謝料請求が認められる事になります。
判決確定後、相手が支払わなければ強制執行も可能になります。

本人訴訟での慰謝料請求は、適切な準備をすれば十分に可能です。特に 証拠の収集
と訴状の作成 が成功のカギになります。

また、裁判の流れを理解しておけば、スムーズに進める事が出来ます。

 

裁判の進め方と対応策

 

慰謝料請求の本人訴訟では、裁判の進め方を理解し、適切に対応することが重要です。

第1回口頭弁論の準備から、相手が争ってきた場合の対応、和解と判決の違いまでを
解説します。

 

第1回口頭弁論の準備と注意点

第1回口頭弁論とは?

口頭弁論とは、裁判所で双方が主張を述べる場です。特に 第1回目の口頭弁論は、
裁判の方向性を決める重要な機会 となります。

相手(被告)が出廷するかどうかで、裁判の展開が変わる。
被告が欠席した場合、原告の主張がほぼ認められる可能性が高い。
被告が争ってきた場合、証拠と論理的な主張が重要。

 

事前に準備すべきこと

裁判を有利に進めるために、以下の準備をしておく事が重要です。

証拠を整理する

提出した証拠(LINE、メール、写真、調査報告書など)を再確認。
どの証拠が不倫の事実を証明できるのか整理。

自分の主張を簡潔にまとめる

「なぜ慰謝料を請求するのか?」 を明確に説明できるようにしておく事で
裁判官の心象も良くなります。
感情的な発言は避け、客観的な事実を伝えることが重要です。

質問に対する答えを用意

裁判官や相手側からの質問にスムーズに答えられるよう、想定問答を作成しておくと
精神的に余裕もできます。

例:「不倫関係をどのように知ったのですか?」
「請求金額の根拠は?」
「精神的苦痛をどのように証明しますか?」

第1回口頭弁論の当日の流れ

裁判所に到着(時間厳守)

指定された法廷に入り、席に着きます。

裁判官が進行を指示

裁判官が「訴状の内容に間違いはありませんか?」との確認があります。

相手が出席している場合、答弁書を提出されることがある

相手方が争う姿勢を出しますから、次回以降反論の準備が必要になります。

相手が欠席した場合

被告が出廷しなければ、原告の主張が認められる可能性が高くなります。

次回期日の指定

裁判官が次回の口頭弁論の日時を指定します。

大体、一か月から一か月半後に行われることが一般的です。

注意点

服装は清潔感のあるスーツやオフィスカジュアルの方が、自分の気持ちも高まり
また、裁判官の心象も良くなります。
冷静に話し、相手を感情的に責めないようにする事も重要です。

 

相手が争ってきた場合の対応(反論の作り方)

 

被告が主張してくる可能性のある言い分

相手(不倫相手)が争ってくる場合、以下のような反論をしてくることがあります。

「不倫はしていない」と否定

対応策:証拠を提示し、不倫関係の事実を証明していきますが、そのタイミングや
出す順番も重要です。

「既に夫婦関係が破綻していた」

対応策:「不倫関係が始まった時点で夫婦関係は続いていた」ことを証明する事に
なり、婚姻関係が正常に続いていた証拠(旅行写真、LINEのやりとりなど)
を提出していきます。

「精神的苦痛を与えていない」

対応策:精神的苦痛の証拠を示す(診断書・ストレスによる影響など)。
夫婦関係が悪化した日記や、ラインのやり取りを提出します。

反論の作り方

相手の主張に対して、効果的な反論を作成する方法を解説します。

論理的に整理

一般的には「相手の主張」→「こちらの反論」→「証拠の提示」 の順番で説明して
いく事になります。

簡潔に主張

長々と感情的な話をせず、事実と証拠に基づく主張をして、客観的情報を裁判官に
認知してもらう事が大事です。

裁判官が理解しやすい資料を準備

時系列の一覧表(不倫が始まった時期、発覚した時期)。
証拠の一覧(スクリーンショット、ホテル領収書など)。
例:相手が「不倫はしていない」と主張した場合の反論。

「被告は不倫の事実を否定していますが、証拠A(LINEのやりとり)では明らかに
関係を認める発言があります。また、証拠B(ホテルの領収書)により、2人が複数
回宿泊していたことが確認できます。」

というように、 論理的かつ具体的な証拠を提示することが重要 です。

 

和解と判決の違い(どちらが有利か)

 

和解と判決の違い

裁判の途中で和解を提案されることがあります。和解と判決の違いを理解し、自分に
とって最適な選択をする事が重要です。

どちらが有利か?

和解が有利なケース

相手が支払いに応じる意向がある。
早く解決したい場合。
裁判の負担を減らしたい場合。

和解の交渉ポイント

支払い方法を明確にする(分割払いの場合も考慮)。
支払わなかった場合のペナルティを決める(公正証書にするなど)。

判決が有利なケース

相手が完全に争う姿勢を見せている場合。
確実に慰謝料を回収したい場合(強制執行が可能)。
和解金額が低すぎる場合。

判決後の流れ

相手が支払わない場合は、差し押さえを検討する事になります(給与・財産等の
差し押さえ)。

 

判決後の対応と慰謝料の回収方法

 

慰謝料請求の本人訴訟で勝訴しても、

「判決が出たら終わり」

ではなく、実際に慰謝料を回収することが重要です。

判決後の流れや、相手が支払いを拒否した場合の対処法を解説します。

 

判決が出たらどうする?

判決の確定とは?

裁判所が判決を下しても、すぐに強制力が発生するわけではありません。

まずは

「判決の確定」

が必要です。

判決確定までの流れ

判決言い渡し日から2週間以内 に双方が控訴しなければ、自動的に判決内容が
確定します。

どちらかもしくは、双方が控訴すれば控訴審(高等裁判所)へ移行し、争いが
続く事になります。

注意点

控訴される可能性がある場合、判決文をよく確認 し相手の出方を見極める事が
重要ですし、こちらが控訴する場合にも、何が不服かを見極める事が必要です。

 

確定後の流れ

判決が確定すると、以下のように進めます。

判決文を受け取る

裁判所から「確定判決謄本」を取得。
相手に慰謝料の支払いを求める準備。
相手に支払いを求める(催促)。

内容証明郵便で支払いを促す

判決に基づき、正式に支払いを請求(支払期限を明記)する事もあれば、相手方
弁護士から具体的な支払い方法の連絡が来る事もあります。

任意の支払いを待つ

相手が自主的に支払うかどうかを確認します(期限を設定)。

支払いの意思があれば、分割払いなど交渉の余地ありますが、それなりの理由が
なければ、受け入れる必要はありません。

ここで支払われれば問題はありませんが、相手が拒否するケースも多いため、
その際には次のアクションに進む事になります。

 

慰謝料の支払いを相手が拒否した場合の対処法

 

相手が慰謝料の支払いを拒否した場合、

「強制執行」

の手続きを取ることができます。

強制執行とは、裁判所を通じて相手の財産を差し押さえ、慰謝料を回収する
方法です。

 

強制執行の手続き

強制執行を行うには、以下の流れで進めます。

債務名義の取得

強制執行をするには

「債務名義」

が必要です。

これは、裁判所の確定判決があれば自動的に取得できます。

「確定判決謄本」と「確定証明書」を裁判所で取得します

これが強制執行の正式な証拠となります。

差し押さえの準備

相手の財産を差し押さえるには、どこに財産があるか調べる必要があります。

差し押さえできるものの例

財産の種類 差し押さえの方法。
給与 勤務先を特定し、給与差し押さえ。
預貯金 銀行口座を特定し、預金差し押さえ。
不動産 不動産登記を確認し、競売手続き。
車・動産 登記情報から特定し、売却手続き。

ポイント

給与の差し押さえが最も確実(毎月一定額を回収できる)。
銀行口座は相手がすぐに移動させる可能性があるので慎重に。
不動産・車の差し押さえは時間がかかるが有効。

強制執行の申立て

相手の財産が特定できたら、裁判所に強制執行の申立てを行います。

申立てをする裁判所:相手の住所地や財産所在地を管轄する裁判所。

必要書類:確定判決謄本+確定証明書。
差し押さえ対象の財産を証明する資料(給与明細、銀行口座情報など)。
強制執行申立書。

裁判所が認めれば、相手の財産が差し押さえられ、慰謝料を回収できます。

強制執行の具体的な方法

強制執行にはいくつかの手段があります。

状況に応じて、実現可能で適切なものを選ぶ事が大事です。

 

給与の差し押さえ

勤務先を特定できる場合、一番確実な方法。
給与の1/4まで差し押さえ可能(ただし、養育費や税金が優先されることも)。
勤務先が差し押さえ命令に従い、給与の一部を支払い。

メリット

✔︎ 安定した収入源から回収できる
✔︎ 継続的に回収可能

デメリット

✖︎ 相手が転職すると無効になる
✖︎ 非正規雇用だと回収が難しい

銀行口座の差し押さえ

相手の銀行口座を特定できるなら有効。
預金がある場合、そのまま差し押さえ。

メリット

✔︎ 一括で回収できる可能性が高い。

デメリット

✖︎ 預金がなければ意味がない。
✖︎ 別の口座に資産を移される可能性がある。

不動産の差し押さえ

相手が自宅などの不動産を持っている場合、差し押さえ可能です。
競売にかけて、売却代金の一部を慰謝料として受け取る事が出来ます。

メリット

✔︎ 高額の慰謝料回収が可能。

デメリット

✖︎ 手続きが長期化しやすい。
✖︎ 競売に時間がかかる。

 

判決後は、まず確定を待ち、その後支払いを催促します。

相手が支払わない場合は、強制執行の手続きを取りますが、給与差し押さえが最も
確実な回収方法である銀行口座や不動産の差し押さえも検討すべきです。

慰謝料請求は

「勝訴して終わり」

ではなく、実際に回収することが重要です。

適切な手続きを踏み、確実に慰謝料を回収するまでがゴールです。

 

 一人では不安な場合のサポート

 

本人訴訟で慰謝料請求を進めるのは、法律の知識や裁判の流れを理解する必要が
あり、不安を感じることも多いはずです。

特に、裁判の手続きだけでなく、精神的な負担も大きいため、適切なサポートを
受けることが大切 です。

精神的な負担を軽減するためのカウンセリングや、無料または低コストで利用
できる法的サポートや、の活用方法について解説します。

 

夫婦カウンセラーの精神的なサポート

 

慰謝料請求の裁判をすることは、精神的な負担が大きい ものです。

特に、不倫問題によるストレスや孤独感を抱えている場合、夫婦カウンセラー
を活用することで、心のケアが可能 です。

カウンセリングを受けるメリット

 

不安やストレスを軽減(裁判中の精神的な負担を軽くする)。
冷静に訴訟を進められる(感情的にならず、戦略的に対応できる)。
自分の気持ちを整理できる(辛い気持ちを専門家に相談できる)。

 

利用できるカウンセリングサービス

当法人では、本人訴訟の知識や実際の書類の書き方、経験者との交流などを実施して
相談者の不安を極力小さくしています。

その中でも経験者との交流では、同じような状況の方の経験を聞く事でかなり不安
が解消されるケースが多いのです。

一般社団法人夫婦問題レスキュー隊

(記事の下記に連絡先を記載しています)

 

友人・家族のサポートを受ける

カウンセラーだけでなく、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらうことも大切 です。

 

一人で抱え込まない。
相談することで気持ちが整理される。
実際に裁判に同行してもらうことも可能。

 

法テラスや無料相談を活用する方法

 

法テラス(日本司法支援センター)とは?

法テラス(正式名称:日本司法支援センター)は、法律に関する悩みを抱える
人が、無料で相談できる公的機関です。

本人訴訟を進める上で、法的知識が不足していると感じる場合、法テラスの無料
相談を活用する事も可能ですが、収入要件等もありますので確認が必要です。

 

弁護士・司法書士に相談

本人訴訟の進め方、必要な書類の書き方、裁判の流れについて具体的アドバイス
をもらう事が出来ます。

注意点

弁護士も基本的には離婚を勧める事も少なくありませんので、話の中で気持ちが
落ちる事の無いようにする事が重要です。
最近多い無料相談は原則30分まで(時間が限られているので、質問内容を整理
しておく)
弁護士の紹介を受ける場合、費用が発生する可能性がある(事前に確認する)。

 

司法書士の活用

弁護士に依頼すると費用が高くなりますが、司法書士に相談すれば、比較的低
コストで対応 できます。

訴状の作成サポート。
裁判手続きのアドバイス。
必要書類のチェック。

メリット

✔ 弁護士より費用が安い。
✔ 簡易裁判所での訴訟なら、司法書士でも代理可能。

デメリット

✔ 本人訴訟にアドバイスを扱う件数がそれほど多くない。
✔ 扱う範囲が限定的になる。

 

まとめ

 

夫の不倫相手に対する慰謝料請求を本人訴訟で進めることは、法律の知識がなく
ても可能 です。

手順を理解し、必要な準備を進めれば、弁護士に依頼せずに裁判を行うことが
できます。

ただし、訴訟には証拠の収集や法的な書類作成、裁判所とのやり取りなどの負担
も伴います。

途中で不安を感じたり、相手が争ってきたりした場合は、夫婦カウンセラーなど
の専門機関を活用 し、必要なサポートを受けましょう。

 

本人訴訟は可能!手順を知れば自分でもできる

 

本人訴訟で慰謝料請求をする際に重要なのは、

「適切な手順を理解し、準備を進めること」

です。

当法人では、訴訟を希望する中で弁護士を使わずにできる方を一からサポートして
納得をする請求をしてもらうアドバイスを送っています。

 

もしわからない場合や迷う場合には、一度無料相談にご連絡下さい。
(連絡先は記事下記に記載してあります)

不倫した旦那を見返す自分を作るとすがっていた自分が馬鹿らしくなる

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。