不倫の対処に【他人に言う事】と〔やっている事〕が真逆な自分に気が付く

世の中と真逆の自分に気付く

公開日 2018年2月28日 最終更新日 2021年5月8日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者の中
では私には
わかっていても相談者にはわからない世界があるわけです

 

夫に辛辣な言葉を言われて孤独な心理に陥るのは当然

 

 

相談者は夫から

 

  • 『もうお前とはやっていけない』
  • 『俺はもう自分の人生を自分の思い通りに生きる』
  • 『何でお前と結婚したんだろう』
  • 『早く俺と別れてくれ、それだけだ』

 

というような辛辣な言葉を投げかけられて

 

『こんな事を言われる奥さんっていないよな』

 

と思っています

 

しかし、そんな事は日常茶飯事、どこでも起こっています

 

夫の不倫は決して世の中の珍しくない事と知る

 

 

それを相談者が知る由もありませんから、

 

‘自分の身にだけ起こった事‘

 

という感覚になります

 

それを、夫の不倫は

 

‘世の中の珍しくない事‘

 

という意識を持てたら相談者の気持ちはグッと楽になります

 

自分が人と違っている行動や考えは否定的に考えてしまう

 

 

人間どうしても、自分が人と違っている行動や考え方は

 

`否定的な捉え方`

 

となりがちです

 

しかし、その違っている事がそうではないとわかれば全然気持ちが前に向きます

 

もちろん夫の不倫が世の中で当たり前ではありませんし、ごく少数の確率ですが
それでも
そこそこ起こっているという事であれば、相談者もある意味

 

`自分だけではない`

 

という事を安心材料にできるのです

 

夫の不倫で悪いのは自分という思い込み

 

 

しかも、そもそも不倫をしているのは自分ではなくチキンとブス女です

 

そこに気付いているようで気付いていません

 

多くの相談者がまるで自分が悪い事をしているかのような表情で相談に来るのは

 

`自分は夫の不倫を誘発したある種の共犯者`

 

という意識があるからです

 

自分の夫の不倫は自分が悪くて他人の夫の不倫はおかしいという矛盾

 

 

しかし、相談者同士で交流してもらうと、他の相談者の事情を聞いていると

 

『そんなのおかしい、謝る必要はない』

 

と言います

 

翻って自分の状況は

 

『私が優しくなかったから不倫したと思います』

 

と自分を責めているのです

 

この自己矛盾を解消しなければ、いつまでもわけのわからない夫とブス女の策略に
はまるのです

 

その負のスパイラルから相談者には絶対に脱却してもらう必要があります

 

人生自分に疑いを持つ事をカウンセリングで覚える

 

 

そのためにもカウンセリングでまず相談者ができる事を明確に伝えるのです

 

それが

 

‘自分に疑いを持つ‘

 

事です

 

人に言っている事と自分のやっている事が全然違うという事に気付いてもらう事が
全ての
始まりなのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。