【相談者が今考えている事】をシンクロさせてこそカウンセラー

相談者とカウンセラーはシンクロする

公開日 2018年10月13日 最終更新日 2021年5月3日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私は相談者にお会いして
いる時以外は電話カウンセリングやメールの返信、ブログやメルマガの投稿に多くの
時間を費やしています

 

相談者にお会いしている時だけがカウンセラーではない

 

 

それはなぜかと言えば、相談者にお会いしている時だけがカウンセラーではアドバイス
がぶれてしまう事をわかっているからです

 

相談者とお会いする時だけアドバイスを考えていても、相談者には

 

  • 『慌てて考えて言われたアドバイス』
  • 『これからの事を本当に考えてくれているか』
  • 『自分の事を把握してくれているのか』

 

と映ってしまいます

 

それは当然の事で、相談者の苦悩はその時の状況や環境や周りとの人間関係を把握して
いる事で的確なアドバイスになるのです

 

相談者に接触していない時に相談者の事を考える

 

 

逆に言えば普段から相談者の状況を察知したり、イメージしておかなければ的外れの
アドバイスや陳腐な内容の話にしかならないのです

 

そうならないためにも、相談者と接触していない時間をいかに過ごすかが大事です

 

相談者の状況を想像して、

 

  • 『土日は夫も家にいていつもより苦しいはず』
  • 『探偵調査が今日入っているから、悶々としているはず』
  • 『相談者の性格からして、今日連絡があってもおかしくない』
  • 『昨日の宿題を今頃やっているから、そろそろメールで結果が入るはず』
  • 『この前のアドバイスをあまり理解できていなかったから、もう一度話をした方がいい』

 

と、様々な事を考えるのです

 

相談者の考えている事を先読みする事でアドバイスが的確になる

 

 

そういう意識でいると、大体相談者からの連絡や反応が想像していた通りに返ってきます

 

『今日あたり連絡が来そうだ』

 

と思っていると、電話やアポのメールが来るのです

 

それは相談者と思考がシンクロしている証拠です

 

それ位、相談者の考えている事をこちらが読む事で、アドバイスのタイミングや内容
が的確
になるわけです

 

相談者との間に信頼関係と使命感を作るにはカウンセラーが考え続ける事

 

 

そういう相談者への思いをできるだけ持っている事で、こちらの真剣さが力になるのです

 

  • 『あの事を覚えてくれていた』
  • 『この前の話の結果を伝えなければいけない』

 

というように、相談者との間に信頼関係と使命感ができてくるのです

 

それがないアドバイスは本当に意味がないのです

 

私ができる限り相談者の事を考えいている時間を持つのは、カウンセラーとして当然
の事ですし、それができなければカウンセラーをやっていても意味はないのです

 

そういう信念が相談者には伝わる事を肝に銘じてアドバイスを送り続けるのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。