不倫されて傷心の妻の〔今日夫に何を話せばいいですか〕という質問にはこれ

夫に何を言えばいいか

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫に悩む相談者の中では、夫にどういう接し方をすればいいのかという質問
を受ける事は少なくありません

 

その質問の心境は、

 

『夫に自分の気持ちをわかって欲しいけど、下手に話ても空気が悪くなる』
『問い詰めたいけど』夫に逆ギレされてしまいそう』

 

というような事を考えてしまう状況です

 

不倫夫に今日家で何を言えばいいのか

 

 

その質問に対しての私の答えは

 

『今は夫との会話は最低限にすべきです、しゃべっても何もいい事はないです』

 

という、

 

`言葉の封印`

 

です

 

なぜそういうのかと言えば、しゃべると余計な一言が出る可能性が高いのです

 

例えば、ふとした冷たい夫のしぐさに

 

  • 『今日も遅かったね、また女のところでも行っていたの』
  • 『何でしゃべってくれないの、どうしてなの』

 

と、詰めるつもりはなかったのに結果的に詰めている

 

何かをしゃべればまた空気が悪くなる悪循環

 

 

また、夫が向き合ってくれないという思いから不満をぶつける

 

そういう言葉を出してどうなるのかは、火を見るより明らかです

 

  • 『お前の妄想には本当に疲れる』
  • 『お前とは話したくない』

 

と、突き放す言葉が出てくるのです

 

その時に

 

『言わなければ良かった、また失敗した』

 

と思っても時すでに遅しです

 

夫の口を割らせたいという強迫観念

 

 

しかし、相談者は

 

  • ‘しゃべらなければいけない‘
  • ‘口を開かせたい‘
  • ‘気持ちを確認したい‘

 

といういわば強迫観念にとらわれています

 

そうなると、夫の姿を見ると条件反射のように詰問のような言葉を発しています

 

その状況では何をしても、夫婦に希望が出るはずがありません

 

と言いますか、そもそも夫が不倫という悪事をしている時点で夫婦に希望はないのです

 

つまり、夫と自分を抱き合わせに幸せを考えていては無理があるのです

 

要は夫はコントロールできるシロモノではないです

 

後ろめたい夫が妻にしゃべるはずがない

 

 

そこに気付いていないから、言葉で解決しようとしているのです

 

しかし、後ろめたい夫が妻と普通に話すわけがありません

 

  • 『絶対に俺を探っている、俺にしゃべらそうとしている』
  • 『俺が何かを言えば、どんどん聞いてくる』
  • 『俺にとにかく言いたくて仕方がない顔をしている』

 

と、詰められる自分をよくわかっているのです

 

その夫に妻がどんな言葉で話をしても、結局は

‘冷たい態度‘

 

を出されるだけです

 

それでまた落ち込んでしまうのは全く意味がありません

 

黙っていると夫から話しかけてくる

 

 

それよりも、黙っている方が

 

『何か言ってくると思ったけど何も言ってこない、どうしたんだ』

 

と、半分不思議に思ったり不安になってくるのが夫の心理です

 

すると、思いがけず声をかけてくる事もある

 

要は自分からいろいろと言って強い態度を出されるより、夫から声をかけられる方が、
妻の精神衛生は悪くないのです

 

夫の心理を探る処世術を身に付ける

 

 

そういう時の夫は攻めてこないとわかれば、敵対する言葉は少いのです

 

そこから、また夫の心理を探る事にもつながるのです

 

不倫を機に、それまでの夫婦のやり取りに

 

‘上っ面の言葉‘

 

から

 

‘様子をうかがう‘

 

という処世術を身に付けるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。