自分の希望は〔動かせない過去〕ではなく【未知数のこれから】に存在する

これからに期待する

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとって、相談者が考える事は何かにつけて過去に
イメージがあるわけです

 

  • 『お前と俺はムリだ、早く別れてくれ』
  • 『俺ももう我慢の限界、お前も思っているだろう』
  • 『何で俺と一緒にいるんだ、俺には苦痛しかない』

 

という夫の突然の心無い言葉に

 

  • 『こんな人ではなかったのに、どうしてこんなに変わったのか』
  • 『あり得ない、つい最近まで仲良く暮らしていたのに』
  • 『夫はもっと優しい人、何でこんな事になったのか』

 

 

という、過去の夫婦に頭がとらわれてしまっています

 

夫がまともに見えていたのがそれほど昔ではない

 

 

それは、なぜか

 

夫がまともに見えていたのが、それほど昔ではないからです

 

夫がまともだったのが大昔の話であれば、それほどギャップがありません

 

また水面下で巧妙に不倫が進行していて、少しずつ少しずつおかしくなっている
場合
もありますが、どうしても気付かないのです

 

そうなると、つい最近までは

 

  • ‘まともだった夫‘
  • ‘普通だった夫婦‘

 

という感覚が強くあります

 

大昔であろうがつい最近の事であろうが過去は過去

 

 

それは当然の事ですし、そう思うのはムリもないわけです

 

しかし、大昔であろうがつい最近の事であろうが

 

`過去は過去`

 

でしかないのです

 

簡単に言うと

 

`昨日は昨日で今日は今日`

 

なのです

 

時間は前にしか進まないのは、頭ではわかっている

 

いくらいろいろ過去の事を考えても現実が優先する

 

 

それを昔から

 

  • `覆水盆に返らず`
  • `後悔先に立たず`

 

 

と言ってたわけです

 

それは夫婦の事でも同じで、いくらいろいろ過去の事を考えても現実が優先する

 

誰だって、起こっている事には抗えないのです

 

多くの事を過去からこれからの事に目を向ける

 

 

それをカウンセリングで、しっかりと認識してもらうのです

 

  • 『まともだった夫は過去の事です、すべきはアホな夫とブス女への毅然な対処
    が全てです』
  • 『いくら過去の事を言っても、何も楽にはならないのですよ』
  • 『これからどうするかに頭を切り替える事が大事です』

 

というような事を、相談者にお話しするのです

 

そこから、多くの事を過去からこれからの事に目を向けてもらうのです

 

起った事に頭を奪われている時間はないのです

 

昔を考えても嬉しくないこれからは自分で変える事ができる

 

 

相談者に希望が出るのは

 

  • 『私ができる事がこんなにあったのか』
  • 『今までの事以上に、これからの事に期待している』
  • 『昔を考えても何も嬉しくない、これからは自分で変える事ができる』

 

という思いになる時です

 

すなわち、動かしようのない過去ではなく未知数のこれからに目を向けた時なのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。