夫の不倫は今の人生に希薄だった【正義感】を人生で一番かき集める時

正義感を出す

公開日 2022年3月3日 最終更新日 2024年3月4日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃夫の不倫に悩む相談者にとっては、何かと打たれ弱い自分に嫌になるわけですが
それは誰しも同じ事です

 

夫の不倫は多くの方が初めての経験ですから、ショックも非常に大きいのは当然です

 

その中では、どうしても自分の事を肯定できないどころか否定しかないような状態に
陥ります

 

世の中から外れているという感覚が出る

 

 

それはなぜか

 

‘世の中から外れている‘

 

という感覚が出るからです

 

  • 『他の奥さんで不倫された人を知らない』
  • 『私の周りに知られたら大変な事になる』
  • 『こんな事誰にも言えない』

 

 

という、言わゆる

 

‘サレ妻‘

 

という自分が、周りに比べて大きく足りないという意識にさせてしまうのです

 

もちろん、そんなことを考えてはいけない

 

 

悪事を働いている夫をいつまでも世の中基準にしている

 

 

しかし、どうしても考えてしまう自分が出てきます

 

その原因は、不倫という悪事を働いている夫をいつまでも

 

‘世の中基準‘

 

にしているからです

 

  • 『夫の言う事は絶対、私は従うだけ』
  • 『夫に言われるとそうかなと思ってしまう』
  • 『夫が言っている事の方が正しい、私はいつも指摘されてしまう』

 

 

という夫婦の構図が出来上がってしまっているのです

 

もちろん、何もない時にはそれでいいのです

 

今の状況で必要なのは夫の言葉ではなく世間の言葉

 

 

しかし、不倫という誰が見ても明らかな悪事を働く夫をそのままの基準でいいはずが
ないワケです

 

その相談者の状況に、世の中の基準に合わせてもらう事をアドバイスするのです

 

  • 『今までの夫と同じではありません、アホな事をしているのですよ』
  • 『今の状況で必要なのは夫の言葉ではなく、世間の言葉です』
  • 『今から自分にとって大事なのは、自分が持っている力を出す事です』

 

 

というお話をします

 

‘至らない妻と不倫夫の等価交換‘が大事な倫理や正義を奪っている

 

今から思いっ切り自分を変えたいです

 

 

すると相談者も

 

  • 『今のままでは何も変わりませんよね』
  • 『今までの自分では苦しくて仕方ないです』
  • 『今から思いっ切り自分を変えたいです』

 

 

という言葉が出てきます

 

そこには、ある信念が必要になってきます

 

それは

 

‘正義感を出す‘

 

という事です

 

年齢を重ねるといろいろなものが緩くなりがち

 

 

若い頃と違って、年齢を重ねるといろいろなものが緩くなりがちです

 

それは

 

‘大人の事情‘
‘安きに流される‘
‘グレーにしておく‘

 

というように、はっきりとさせない事が増えてきます

 

その状況では、不倫さえも

 

『あなた許して、私が悪かった』

 

という言葉を、出させてしまっているのです

 

それでいいはずがない

 

自分の持っている正義感をかき集めて不倫に対処する

 

 

本来自分の中で持っている、悪い事への

 

‘嫌悪感‘

 

がでなければ、自分でなくなるのです

 

その状況に、気付いてもらうのが非常に重要です

 

自分の持っている正義感をかき集めて、この不倫に対処すると

 

『私は失っていたものを取り戻した』

 

という、今まで忘れていた肯定感や高揚感が出てくるのです

 

夫の浮気に疲れた時にすべき事は【妻のプライド】を取り戻す事に集中する

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。