公開日 2018年7月12日 最終更新日 2021年2月24日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にお話しする中
そのアドバイスは例え話を数多く使う事を意識します
なぜ例え話を使うのかと言えば、相談者の理解が全然違ってくるからです
『夫とブス女がいじめっ子で、妻と子供がいじめられっ子になっているのですよ』
『不倫はブス女が親分のジャイアンで夫が子分のスネ夫で妻がのび太なのです』
『夫は世の中から見ればゲス男です、わかりますか』
『ブス女は昔同級生に相手にされていない女にコンプレックスを持っているのです』
というように、世の中にあるものに例えるのです
それを聞いた相談者は
『言われてみればそうですよね』
『そう言われたらわかりやすいです』
『全然気が付きませんでしたけど、そう言われたらわかります』
と、自分の身の回りの物に置き換えると夫の不倫の構造がわかってくるのです
そういう相談者が夫とブス女のだまし討ちに遭っているような状況から、例え話を
する事で、よくわかってきたという意識を持ってもらうのです
その状況になってくると、私のアドバイスの真意を理解してもらえるのです
そこにあるのは、世の中の人間の奥底にある様々な感情です
弱さとか私利私欲とか憎悪とか本当に人間らしい部分がこの不倫に凝縮されている
事を知るのです
それを例え話を通じて考えると、夫の事を良くわかっているつもりだったけど実は
全然そうではなかったと知るのです
ブス女の事を大きく見すぎて知りたくもなかったけど、知れば大した女ではないと
いう実態にたどり着くのです
不倫はあまりにも自分が考えていなかった状態から突然知るわけで、見た事も聞いた
事もないという状態になります
しかし、例え話をすると人間が形を変えて出している愚行に過ぎないとわかるのです
それをわかってもらえれば相談者にも強い正義感や倫理観、道徳観が戻ってくるの
です
夫とブス女に対しても、
『こんなふざけた真似は許さない』
『本当に舐めた事をしてくれている』
という思いが出てくるのです
夫の不倫がドラえもんの登場人物と変わらないとわかれば、何も恐れる事も怖いもの
もないのです
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