木村泰之の相談者が95%離婚しないのは不倫と戦い夫婦の主導権を握るから

夫の不倫で夫婦の主導権を握る

公開日 2018年7月25日 最終更新日 2021年2月28日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでも離婚しないし、したくないという方に接していますが、
相談者には夫の動きが
非常に気になって、夫の事しか考えていない状況になっています
それは、夫婦として当然の事です

『俺はもうお前とは無理だから』
『離婚しか考えていない、どうするかを早く決めろ』
『何でおれを解放してくれないんだ、お前とはもう終わっている』

という言葉には、夫婦という関係はもうない事を突き付けている強さに何も言えない
というか、それを言われてどうにか自分を直す事を考えます

しかし、正直それまでうまくいっていた夫婦ですから、突然夫の言った言葉に対して
優しい妻とか、気持ちを良くわかる妻になろうとしても無理なのです
なぜなら、今までの自分を好きで結婚した夫がいるはずだから、それを変えるという
事は妻自身の自己否定につながるからです

しかし、どうしても夫に拒否された自分という意識が付くと自己否定である愛され妻
なんていうバカな事でもしてしまうのです
その

‘愛され妻=自己否定‘

に気付いてもらう事が大事です

自分がいくら優しくしても、すればするほど夫が自分から離れていくとか、

『こんなバカな事やっていられない』

という人が私のところに相談に来ます

そして、自分の納得を作る事が大事という方向性に180度切り替わるのです
その納得というのはまず離婚ありきではなく、毎日続いている不倫にガッツリメスを入れる
という事が先です

その後に離婚をするかしないかも自分で決めればいいのです
結果的に私の相談者は95%離婚はしないのです
なぜなら、自分の納得があればその後の夫婦は自分が主導権を握っているのです

それまで、不倫している夫に媚びへつらう自分では全然元気にならなかったのが一転自分
にとって納得する事を重ねると、全く変わってくるのです

そこから、夫だけではなく自分も緩んでいた人生を巻き直すのです

そこには、夫に何かを期待したり依存する自分が大きな邪魔になっている事を明確にして
おかなければいけないのです

それを人生の転機にする位の意識があれば、これから夫婦を続ける事に自信が出てくる
です

それが95%は離婚しないという現実が生まれるのです
夫婦は仲良く過ごせればそれに越したことはありません
しかし、仲良くする事が絶対条件ではなく、自分さえしっかりと夫婦を続ける信念さえ
あれば、自分の納得する夫婦になるのです

夫と自分は何でも分かり合える関係ではない
事実、自分の知らない所で不倫をしているだけではなく欺き続けている夫がいるのです
その夫婦を終わりにするかどうかは、有責配偶者であるアホな夫には何も言う権利はない

ただただ、被害者である妻がその夫婦をどうするかだけです
それを相談者である妻自身がわかっていからこそ、カウンセリングでお話しするのです

『不倫したブス女を叩いて、夫は煮るなり焼くなりするのは自由、そこから夫婦を続ける
のかどうかも、誰かの指示を受ける事もないのです』

と言うと、

『そうですよね、私の腹一つですよね』
『夫婦の主導権を握っているのは私ですよね』

と、それまでに考えてもいなかった思考に変わっていきます
その時こそ、

`離婚はしたい時にする‘

という意味が分かってくるのです

それまででの自分の中にあった

‘夫婦を修復したい‘

ではなく、

`夫婦を先導する‘

という信念に変わるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。