自分で自分を信じられなくても【自分を信じるしかない】のが人生

自分を信じるのが人生

公開日 2019年10月3日 最終更新日 2021年7月1日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私がたまに感じる
相談者への違和感があるわけですが、それは何か

 

`信じる対象が曖昧`

 

という事です

 

そもそも夫の事を信じる根拠は結婚でしかない

 

結婚はあくまでも形式でしかないのに絶対にしている

 

 

その結婚というのはあくまでも形式です

 

結婚して夫婦になれば、そこから自分は安泰という信じ込む自分がいます

 

それまでは自分が信じる事は、

 

‘自分がやった事‘

 

だったはずです

 

勉強でもスポーツでも、とにかく自分が身に付けた事が自分が信じられる事
だったのです

 

夫の言う事を信じてあげるのが役目という妄想

 

 

それが結婚を機に

 

  • 『夫の言う事についていくのが私の役目』
  • 『夫についていけば間違いない』
  • 『夫は私を必ず幸せにしてくれる、私は夫を信じるだけ』

 

と、わけのわからない自分になっているのです

 

なぜわけのわからない自分なのかと言えば、

 

‘自分を放置している‘

 

からです

 

そもそも、夫に全幅の信頼を寄せると言うのは聞こえはいいですが非常に
危険です

 

恋人の時にあった意見の違う意識が結婚で希薄になっている

 

夫と恋人の時には、

 

『この人大丈夫かしら』

 

という場面は少なからずあったはずです

 

もしなくても、

 

『私と意見は違う、私の言っている事と食いちがう』

 

という事はあったはずです

 

そういう場面が結婚したら無くなるわけがないのです

 

しかし、彼氏から夫になると

 

  • 『結婚したら自覚を持ってくれるだろう』
  • 『もっと責任感が出るだろう』

 

という期待が出てきます

 

もちろん当然の事ですが、それと同時に自分の責任感や自分の価値観を薄めて
しまっているのです

 

自分の生き方を取り戻すのです

 

そこから自分を信じる自分になるのです

 

人生で信じる対象は夫ではなく自分

 

 

夫ではなく、自分が信じる対象なのです

 

自分で自分を信じられなくなっても、それでも自分を信じるしかないのです

 

  • 『私は今まで苦しい時は、必死で頑張るしかないと思って生きてきた』
  • 『私の中では夫は信頼しても信用するなという人物』
  • 『裏切るより裏切られる方がマシ、自分を肯定できるのだから』

 

という信念が出てくるのです

 

そこから人生の中で、夫と自分の関係性が大きく変わるのです

 

夫婦に頼っていてはいけない、頼るべきは今まで培ってきた自分の考え方という
思考に変わるのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。