夫の不倫は眠っていた自分の潜在能力を引き出す喜びを知る転機

自分の潜在能力を引き出す

公開日 2017年3月31日 最終更新日 2021年2月21日

カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって
何かにつけて苦しむのが、夫の言動です
と言いますか、夫の一挙手一投足だけに悩まされているのです
それ以外の事からは大して悩みは生まれないのです

『夫には嫌われている、どうすればいいのか』
『夫が今日は優しくしてくれた、嬉しい』
『昨日からまた夫が冷たい態度になっている』

というように、日替わりの夫の様子に一喜一憂するわけです

その心理は、夫が自分ではない所に心があるという感覚から生まれます

『オレにはお前が何を言っても響かない』
『お前が何か言えば言うほど嫌になる』
『俺たちはもう終わっている、早く別れよう』

という言葉には、妻をかたくなに受け入れないという意思を出しているわけ
ですが、その裏にあるものを本能的に感じているのです

『この人は何か違う所に気持ちを持っていかれている』

という違和感の本能です

そのいつもと違うという感覚を研ぎ澄ます時なのです

そこには何かにつけて自分の中にあるセンサーを稼働させる意識です
もちろん疲れる作業ですが、それをやらなければもっと大変な事になるという
事もわかるのです

それくらい自分にとって、苦しいけど踏ん張りどころという気持ちが大事です
夫の不倫に悩んでいる相談者が、一人残らず笑顔を取り戻すのは、嫌な事や
苦しい事ややりたくない事から逃げないからです

それを乗り越えた自分に自然と笑顔が出るのです
私の相談者から

『私にこんなに力があるなんて本当にビックリです』
『ここまでできるとは思いませんでした、諦めかけた自分が恥ずかしいです』
『こんなに人って変われるものなんですね』

という言葉が出るのも、自分の眠っていた力をハッキリと認識するからです

夫を変えようとしていた自分は、苦しくて苦しくて仕方がなかったはずです

なぜなら、夫は変わるどころか、どんどんひどくなるからです

そこから、夫ではなく自分を変える事に舵を切ったら、苦しいのは苦しいけど
状況を変える力を身につけている喜びも知るのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。