公開日 2014年11月7日 最終更新日 2017年9月1日
夫婦カウンセラー木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接して
いますが、相談者の今までの人生を想像しながら
カウンセリングを進めます
目の前に起きている問題は、誰がどう見ても相談者
が悪いわけではなく、夫と女のアホな行動でしか
ありません
しかし、その行動を横目に
‘私がしっかりしていないから‘
‘この女性の方が夫を幸せにできるんじゃないか‘
‘私は邪魔なだけではないのか‘
という思いが沸々と出てきます
そういう相談者の考えを、カウンセラーとしてしっかり
見てあげなければいけない
つまり、こういう権利を侵害された状況でも、自分より
夫を優先させているわけです
これをしっかり考えると、多くの場合相談者は今までの
人との関わり方に自分、自分と前に出る事はなかった
はずです
むしろ、自分を殺して相手に合わせるくらいの自分で
過ごしてきたはずです
そういう性格の方に、夫の浮気で急に強く出なさいとは
無理な相談です
自分の今までの生き方は、人を押しのけてまで、自分
の考えを通してきてはいないのです
しかし、この夫婦や家族の危機にその考え方だけでは
納得できるはずがないのです
ここはもう一つの自分をしっかり出してもらう事が必要
なのです
それは
‘人に迷惑をかけないというのは自分だけではなく身内
にもそういう人間がいれば正す事‘
という考えです
夫は一番の身内であり、何かにつけて一番影響を及ぼす
人間という事は相談者が一番わかっています
その人間が、浮気という行動で子供や周りの身内にも
多大な影響を及ぼしているのです
‘夫の浮気に、傍観者になる妻はいない‘
と考えるのも、相談者にとっては自分の今までの生き方に
合致しているのですから
*****************
関連記事
浮気した夫に悩む時、止まるのと動くのはどちらが正解かではなく、自分が自分でない方を選ばないだけ
コメントを残す