夫の不倫に悩む相談者に必要なのは強く正しく毅然とした言葉

強く正しい言葉

公開日 2016年7月11日 最終更新日 2021年3月9日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、夫の不倫についてカウンセリング以外に
毎日ブログ、メルマガを書いたり、セミナーや塾等を開いて、悩んでいる方が少しでも勇気や元気を

出してもらえればと動いています
その中で一番意識している大事な事は

‘相談者の目線で考える’

という事です
相談者は自分を責めて、自分をおとしめて、自分を否定しているのですから、その心理に見あった
アドバイスが必要なのです
その中で、一つ一つの言葉の表現力が大きな意味を持つのです
例えば、少し前から私のブログを読んでいる方が

『最近先生のブログは不倫女から不倫ブス女に変わりましたよね』

という声をいただきます

それもその一つで、相談者の多くは自分が思っていても人を悪く言えない習性がありますから

『その主人の不倫相手の女の人』
『その女性の方』
『相手の○○さんという方』

と、もちろん呼びなれていない女の事ですけども、それを差し引いても不倫女の事をどうしても
手加減して表現しています

その相談者の気持ちを楽にしてあげる事が大事で

『そんなの不倫ブス女でいいのです』

と第三者が行ってあげる事で、相談者は

『私が気を遣う相手ではないんだ』

と肩の荷が下りるのです

不倫している女や不倫女では足りない、そこに身も心もブスだから、不倫ブス女とこちらが言う
のです

それくらい、相談者の心の中で弱くなっている部分を掘り下げるのです
そういう言葉の一つ一つも本当にこちらが先回りしていかなければ、相談者が自虐を止める事は
できないわけです

そこに、相談者の心の弱っている部分があると思って、意識を変えてもらうこちらの準備が常に

必要です

多くの相談者が自分の基準や自分の立場を落としているわけで、言い換えると夫と不倫ブス女を
勝手に自分が上げてしまっているのです

その状況を絶対にカウンセラーが見逃してはいけませんし、その思考をすぐに否定して、取り除く
言葉を出すのです

私の相談者は、カウンセリングを重ねる事で、かなり言葉に変化が出てきます


それは、自分がかつて弱っていたところから

『言えなかった事を言っていいんだ』
『私が弱るのがおかしい』
『夫や不倫ブス女にでかい顔をされてたまるか』

というくらい、まともな心境になるからです

そこに、言葉とともに自分の自信の回復という変化があるのです


言葉を渡す事の重要性を、カウンセリングで実践してきますと、相談者の中でどんどん言葉を

自分の表現で使うようになります

その言葉は世の中の誰が聞いてもおかしくないわけで、むしろ

『そんなに強い気持ちで言えるなんて羨ましい』

くらいに映ります

その姿は子供さんに生き方を見せているようなもので、強い気持ちを言葉にする重要性を自然と

出しているのです

かつては、夫にも不倫ブス女にも何も言えなかった自分が、逆に何も言わせない位の強い立場に

変わっているのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。