公開日 2016年9月7日 最終更新日 2017年11月24日
https://youtu.be/k3HDRUljCBM
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者に共通する
言葉が出てくる事に気が付きます
その言葉というのは
『お前の事はもう何も気持ちはない』
『早くオレを解放してくれ』
『俺たちは終わっているから』
『お前も自分の好きなように生きたらどうだ』
という夫の身勝手な言葉を受けて
『こんな夫ですが、離婚はしたくありません』
『何とか修復したいです』
『子供のためにも離婚はできません』
という、
‘夫との離婚を避けたい‘
という言葉です
その気持ちはよくわかりますし、夫には不倫をやめて欲しいという一心で出るのも
仕方がない事です
しかし、よく考えてもらいたいの被害者である自分が離婚を避けたいものとして捉えるのは
おかしいという事です
つまり、離婚は自分の権利でありまずが、加害者の夫からは言えないですし不倫している
時点で放棄している権利です
そう考えると、妻だけが行使できる権利をわざわざ
『できればしたくない』
という意識ではなく
『私がしたい時にする』
という意識に変える事が大事なのです
その意識の変革が大きく行動も変えます
つまり、夫に強迫観念を持たされている状況からの脱却を意味しているのです
私の相談者が夫にでかい顔をされていた状態から、反転してギャフンと言わせるように
行動するのも離婚の恐怖が権利に変わった時です
『夫から離婚を言われても、あなたから言えないからと言ったら黙っていました』
『離婚は私がしたい時にすると言ったら、きょとんとしていました』
『3,000万円を現金で用意したら考えてあげると言ったら、部屋に逃げました』
と、夫と自分の立場が逆転した事を認識します
という事は、離婚を脅しに使っている夫の姿におびえていた自分に気が付いたという事でも
あります
そこに自分を自分勝手に下げていた、自分を言われのない理不尽に弱っていた状態を強いて
いた夫に大きないきどおりを感じ始めるのです
夫には守ってもらいたい、助けて欲しい、優しくしてほしいとだけ思っていた自分を恥じる
のです
こんな姑息で情けない、小さい男に依存していた自分でこれからの自分の人生が明るくなる
はずがありません
もっと自分で輝く人生を歩みたいという思いが出るのです
そこに、夫を軽蔑して憎しみを持つ感情が必要、正当、普通と腹が据わっていくのです
夫婦はあくまでも制度であって、万能ではないのです
夫婦になるのは自分の意思ですが、そこから出てくる困難な状況をどう対処するかは自分の
考え次第です
夫の不倫も助けてとだけ叫んでいる自分ではなく、
『私実力を試す時、絶対に負けない』
という自分に変えるチャンスなのです
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