公開日 2017年4月4日 最終更新日 2021年5月16日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者が
何かにつけて考える事は、夫に言われた言葉です
目次
不倫夫の言う事を忠実に再現できるくらい頭に残っている相談者
- 『もうお前の顔なんて見たくない、早く別れてやる、俺にはかまうなよ』
- 『お前には何もしたくないし考えたくもない、何を言っても無駄だから』
- 『お前に何かしてもらった事なんてない、そもそも結婚した事が失敗だった』
と、相談者は夫の言う事を忠実に再現するのです
その様子は夫に成り代わって、生き写しのように口調も真似て私に伝えます
要は夫の事はモノマネができるほど、日頃からじっくりじっくりと見ている
ので、異変があればすぐに気が付く方が殆どです
夫の事を一番知っているから一番違和感を感じている
その夫の言動に敏感に反応する相談者は、
‘夫の事を一番知っている‘
わけですが、一番知っているが故
‘夫の事を一番違和感を感じている‘
ので、一番知っているという自負が薄らいでいるのです
そこに大きな問題があるのです
妻という立場に自信を持たなければいけない
私が相談者に言うのは
『覚悟を持って夫婦になっているから、夫のモノマネもできるのですよ、
その自分が夫の事をよくわからないというのはおかしいですよ』
という事です
つまり、妻という立場に自信を持たなければいけないという意識です
カウンセリングでその意識をどんどん強くしてもらう事で、当初の
- 『私は夫に捨てられるのでしょうか』
- 『夫は私の事をどう思っているのでしょうか』
という心境が薄れてきて、ある意味腹を決めた覚悟が出てきます
夫が私をどう思うかではなく私が夫をどう思うかが全て
『夫が私をどう思うかではなく私が夫をどう思うかが全て』
という思いです
それまでの40,50代のオッサンの気持ちをどうにか変えようとしていた
自分に気が付いてもらうのです
自分のできる事を全てやっているだけで夫婦は成立する
夫婦でありながら夫の事をよくわからなかった、という思いに占領されて
いた自分から、
‘自分のできる事を全てやっているだけで夫婦は成立する‘
という思いに変えるのです
所詮夫は異性であり、他人であり、自分のコントロール下にある人間ではない
戸籍を一つにしているだけなのです
その、制度上でつながっているだけの関係にまでそぎ落とすと、夫の態度に
右往左往するのではなく、自分が自分でなくなっている事を全力で回復する
だけと切り替えるのです
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