夫は世の中で【一番安心もくれる】が〔一番不安をもたらす〕存在と知る

夫の二面性

公開日 2018年11月2日 最終更新日 2021年5月2日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の頭の中には
夫との関係を壊したくないという思いが強くあります


それは夫という人間との関係というより、今まで築きあげてきた家庭や夫婦の崩壊

が怖いという心理の方が強いのです

 

不倫の恐怖は今までの生活を崩したくないという事

 

 

  • 『夫と昔と同じようにとは言いませんが修復を希望します』
  • 『夫としっかりと理解しあってまた一から出直したいという気持ちです』
  • 『夫との関係をもう一度見直して、夫婦を再生したいです』

 

という言葉には、一見夫との関係をどうにかすると映りますがその深層心理は

 

‘今までの生活を崩したくない‘

 

という防衛本能が強くあるのです


それは当然と言えば当然ですし、そう思わない方がおかしいのです

 

しかし、ここで考えるべき事があります

 

過去の夫婦に戻りたくても戻れないのが現実

 

 

それは

 

‘自分が変える事ができるのはこれからと自分‘

 

という事です

 

つまり、過去の夫婦に戻りたくて自分でない夫を変えたいという自分は不可能を
二つやろうとしているという事です


それはどこかで臭いものにふたをして、とにかく夫と穏便に生活を送れる事だけを

望んでいるように映るのです

 

もちろんそれは大事な事ですが、そういう思考でいる状況ではないのです

 

シロアリに家を食われていても何もせずに住もうとするか

 

 


例えるならば、シロアリに食われている家に何もせず住もうとしているようなもの

です

 

不倫というシロアリが存在している事がわかっているのに、そこには手を付けずに
そのまま見た目だけ大丈夫な家に住むわけはないのです

 

すべきはその原因を駆除して家を作り直す事です

 

その度合いによっては一から立て直すのも選択肢あるのです

 

不倫夫は夫婦を作り直す協力者ではなくブス女との共犯者でしかない

 

 


ここで勘違いしてはいけないのは、夫は作り直す協力者ではなく原因となるブス女

と共犯のシロアリという事です

 

こういう例え話をすると今の状況に理解が深まるのです

 

そして、夫と安泰や安心、安全だけを求めている自分が一番リスクを負っていると
いう事に気付きます

 

  • 『私は夫が夫自身で不倫をどうにかしてくれればいいと思っていました』
  • 『私は何もできない、夫に優しくする事が大事と勘違いしていました』
  • 『夫の気持ちを取り戻す事だけを考えていました、バカですね』

 

という言葉が出てきます

 

自分が動かなければ何も変わらない事に気付く

 

 

つまり、自分の人生に不安を取り除きたいのであれば自分が動かなければ何も
変わらない事に気付くのです

 

確かに夫は世の中で一番安心もくれる存在でもありますが、一番不安をもたらす
存在にもなるのです

 

そういう実態を知った自分の人生に、自分をフルに稼働させる事が一番大事です

 

そこから、自分だけで夫婦を作ればいいという気概を持つのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。