公開日 2018年5月2日 最終更新日 2021年1月8日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、何をするにしても
とにかく離婚はしたくないという相談者が大半を占めます
それはそれで当然の事であって、悪くもない相談者が離婚したくもないのにする
必要はないわけで、ましてや周りに言われてするものでもありません
しかし、その中で
『私は離婚した方がいいのだろうか』
『私は周りの言うとおりに離婚しなければいけないのだろうか』
『私は離婚を勧められる自分をどうすればいいのだろうか』
と、何だか自分の意思ではなく、第三者の意見との折り合いをづどうつけるべきか
を悩むのです
その状況では何もいい方向には進むはずがありません
そもそも結婚も離婚も自分の判断で実現するわけです
そして、結婚も離婚も夫の意思がそう向いていたとしても、それに自分の意思が
合わなければ手続は取れないものです
それは頭の中ではわかっている事ですが、あまりにも自分の中で整理がつかない
のでどうしても第三者に離婚するかしないかを委ねている方が少なくありません
私の相談者は95%離婚しません
それは私がするなともしろとも言わないわけですが、結果的に殆どの方がしない
のです
正確に言うと
『私がしたい時にする、それだけです』
というのが相談者の気持ちです
そこには人の気持ちがどうこうではなく、自分の気持ちが大事と気付いたからです
それまでは、不倫しているのは夫なのに自分が周りの目を気にしたり、離婚も自分
の権利なのにされたらどうしようとビビっている自分がいるのです
そんな事でこれから多くの苦難があっても乗り越えられるはずがないのです
‘苦労は買ってでもしろ‘
という先人の言葉があります
そこには、多くの人の思いや経験が詰まっているのです
誰だって楽をしたいし、苦しみは嫌です
しかし、それを避けても来る時には来る事位誰でもわかっています
その必ず来る苦しみに、できるだけ対応力をつけておく事を人間は学習しなければ
いけないのです
楽しい事がなくても普通に暮らして蹴ればいいだけなのに、と言っている人は甘い
考えです
そもそも普通なんて自動的に手に入るものではないのに、贅沢は言わないという事
自体が一番贅沢を言っているのです
苦労しながら努力しながら、辛抱しながらが普通だと思っている人が、普通を一番
的確に捉えているのです
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