夫の不倫は嫌がっていた〔不安〕と友達になって生きる人生の転機

不安は友達

公開日 2018年7月3日 最終更新日 2022年7月11日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の心中はとにかく
絶えず苦しみが湧き出る感覚で過ごしているわけです

 

私の人生は一生このまま苦しみだけしかないのかもしれない

 

 

その状況では、

 

  • 『私の人生は一生このまま苦しみだけしかないのかもしれない』
  • 『楽しかった時の事は遠い昔の話しでしかない』
  • 『私は幸せになってはいけない人間なんだ』

 

 

とい自虐に入ってしまうわけです

 

もちろんそんなバカな事はないわけですが、孤独の状況ではとにかく自分の事を全然
肯定できる思考は出てこないわけです

 

その不安をどう考える術を知らなければ、苦しいままです

 

ではその術とは何か

 

不安を消す事を考えない思考

 

 

それは

 

‘不安を消す事を考えない‘

 

という思考です

 

そもそも、夫が不倫をしなくても夫婦や家族に不安がないわけはない

 

しかし、それらの不安は気が付かなかったり、あまり重視しなかったり、一過性のもの
が殆どです

 

それに対して夫の不倫がそれらとは全然異質の不安で、勝手に消える事はないのです

 

そこに大きな違いがあるからこそネガが自分からついて離れないわけですが、その不安
を当たり前の一つにするという考えです

 

夫を絶対安心にしていいたのは私自身その自分を変えるしかない

 

 

  • 『夫が不倫をしないなんて誰もわからない、勝手に私がしないと思っていただけ』
  • 『夫を絶対安心にしていいたのは私自身、その自分を変えるしかない』
  • 『夫をよくわかっているなんてあり得ない、よくわからない生き物と思うべき』

 

 

という思いを持ち続けるのです

 

人間不安は少しでも解消したい、減らしたい、作りたくないわけですが、決して
ゼロに
はならないのも事実です

 

そのゼロにならない事をゼロにしたい自分をやめるのです

 

言い方を換えると、不安と友達になるような感覚です

 

仮に夫の不倫が終わると、心から安心するのかと言えばノーです

 

絶対にもうしないと夫が言って良かった良かったになるわけがない

 

 

  • 『俺はもう大丈夫、絶対にもうしない』
  • 『別れたと言っているだろう、信用してくれ』
  • 『もう会っていない、全然接触していないから』

 

 

と夫が言って、良かった良かったになるわけがないのです

 

そこに思考の転換である、不安を嫌がらないという発想を持つのです

 

 

不安をなくしたいと思った瞬間消えない不安に追いかけられる

 

 

不安があるからこそ、それに対しての予防や前もっての心構えや学習があるのです

 

 

下手に不安をなくしたいと思った瞬間、その消えない不安に追いかけられるのです

 

 

不安を自分で心のお守りにする位の人生にするのです

 

 

そこから自分でできる事は、不安の解消ではなく不安が気付かせてくれる準備の中
で納得する行動をするという事なのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。