公開日 2018年7月6日 最終更新日 2021年2月25日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっては
夫の不倫とは何か
『信じていた夫に裏切られた』
『私たち夫婦にこんな事が起こるなんて信じられない』
『まさかうちの夫が不倫するなんて』
という、自分に対するショックという思いです
まずそう思うのは無理もありませんし、当然の思いです
夫の
『早く別れてくれ、もうお前とはやっていけない』
『一緒にいる時間が無駄だ、意味がない』
『俺とお前はとっくの昔に終わっている』
という言葉に、不倫は自分に愛想を尽かした行動というとり方になっているわけ
ですが、それは夫の策略でしかありません
そもそも不倫は妻が夫に対して優しくない事への反抗とか、夫の遊びでもない
不倫は多くの人に迷惑をかけている犯罪でしかないのです
そこに不倫の見方を持たなければ、被害者である妻が勝手に加害者に仕立て上げ
られてしまうのです
しかし、相談者一人で考えると
‘不倫=犯罪‘
なんて気が付かないのです
‘不倫=夫の妻への見切り‘
になってしまう
そこからは喪失感や絶望感しか生まれないのです
不倫という実態を正確に掴んでもらわなければ、多くの方が世の中で苦しみを
一生持ち続けていると言っても過言ではないのです
相談者が不倫の見方を夫の策略で誤っていたとすると、それを後で気がついても
悔やむに悔やみ切れないのです
そうなってもらうわけにはいかないのです
なぜなら、相談者が苦しむと周りの人間はもっと苦しむのです
カウンセリングで相談者が加害者ではなく被害者という意識をしっかりと持って
もらうのです
相談者の中にある、夫という人間を夫としか見ていない思考を崩すのです
夫の前に一社会人です
不倫がやってはいけない事と知らないわけがない
会社で部下が不倫をしていたら、それを上司としてとがめる立場でもおかしく
ないわけです
それを自分の犯罪は自分で甘く見ているのです
その夫の前に社会に身を置く男という見方をすると、
『何多くの人に迷惑をかけているの、ふざけるな』
という怒りや憎しみが湧いてこないはずがないのです
自分も夫も社会の枠組みの一員なのです
そういう視点で考えて、自分が一番身近にいる男とその陰に隠れるブス女に危害
を加えられているという実態をしっかりと認識するのです
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