〔自分は平凡〕だけど〔夫は世界一強い〕という自分の思考の愚かさを知る

自分は平凡で夫は世界一をやめる

公開日 2018年11月20日 最終更新日 2021年10月20日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者が悩む原因の一つに
夫の今までに見た事のない豹変ぶりです

 

そこに大きなショックというか戸惑いを持つのは、多くの相談者の共通する思いです

 

今までにこんな夫を見た事はありません

 

 

  • 『今までにこんな夫を見た事はありません』
  • 『この人がこんな事するなんてあり得ないと思いました』
  • 『嘘でしょう、こんな事が私に降りかかるなんてという事だけでした』
  • 『夫は不倫なんてする人ではなかったのです』

 

 

という言葉が次々と出てきます

 

それもこれも

 

  • 『お前にはもう愛想が尽きた、別れてくれ』
  • 『俺はもうお前とはやっていけない、すぐにでも離婚したい』
  • 『俺には時間がない、お前はお前の人生を歩んでくれ』
  • 『もう未練はない、とにかく俺と別れてくれる事だけが望みだ』
  • 『何を言っても無駄だから、早く手続きを取ってくれ』

 

という、何か使命感を持って自己陶酔しているかのようなアホな夫を見るからです

 

 

夫の二面性を受け入れられない自分

 

 

そこには自分の中で

 

  • ‘夫のギャップ‘
  • ‘夫の二面性‘
  • ‘夫のビフォーアフター‘

 

を、受け入れられない自分がいるのです

 

その気持ちはよくわかりますし、そのショックは誰でも出てくるのは当然です

 

しかし、ここで考えなければいけないのです

 

そもそも夫のみならず、人間は誰しも表と裏とか二面性とか変質性を持っている

 

それを自分の夫だけが持っていないはずがないのです

 

不倫という性欲むき出しの変わり方をしているからショックが大きい

 

 

もっと言えば自分だって年とともに立派に変わっているのです

 

その変わり方が、不倫という性欲むき出しの変わり方をしているからショックが
大きいだけ
なのです

 

夫は強くもなんともない男と言う事を知った自分を受け入れるのです

 

結局は辛抱我慢努力が足りないのです

 

うちの夫は強い人こんな事をする人ではない

 

 

『うちの夫は強い人、こんな事をする人ではない』

 

と思っている時点で、自分の夫を世の中の男と違い特別視しているのです

 

仮に世界一の男と思っていたとして、そういう男と巡り合って選ぶ能力が自分にあるのか
考えるのです

 

『私は平々凡々な女、そんな男と結婚するはずがない』

 

と思う方が自然です

 

自分は平凡で夫だけ世界一なんてあり得ない

 

 

自分は平凡で夫だけ世界一なんてあり得ないのです

 

そこに自分をだましている自分を知るのです

 

夫の弱さや辛抱我慢努力が足りない現実を、妻の自分が一番指摘しなければ誰がする
のか、
という思いを持つのです

 

そこに夫の現実の実力を知った自分が、今後の夫婦の推進力を生むのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。