夫の不倫は将来のために〔過去のたられば〕や〔今までの惰性〕を捨てる転機

たらればと惰性を捨てる

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

夫の不倫が出ますと、どうしてもそれまでの自分の人生を否定してしまう思考に陥る
事が少なくありません

 

例えば

 

  • 『私は夫にもっと優しくできなかったのだろうか』
  • 『何でこんな男と結婚してしまったのだろう』
  • 『私はそういう星の元に生まれてきたのだろうか』

 

 

というように、とにかくそれまでの人生がウソのように反転してしまうのです

 

不倫夫のたらればをいくら言っても意味がない

 

 

まさしく、

 

‘たられば‘

 

を言っているわけです

 

たらればは、今さら何を言っても意味がないという事を表す俗語です

 

誰でもわかっている事ですが、終わっている事をいくら言っても現実は変わらない
わけです

 

それよりも、今後の事をどうするかに頭を切り替えなければいけません

 

仮にたらればを考えないようにしたとしても、今後の人生をどう考えるのか

 

今までの惰性が現実を捉える事を妨げている

 

 

それまでの、

 

  • 『私は夫に守られているから大丈夫』
  • 『夫がいれば、私は怖くない』
  • 『夫婦はこのままずっと続く』

 

という、どこかで当たり前にしていた状態が崩れているのです

 

しかし、それらの

 

‘今までの惰性‘

 

を捨てなければいけないのです

 

今までがいくらいい夫婦でも、それがこれから続くわけでも何でもないのです

 

その頭の中で続いている惰性の思考が、これからの自分に大きな邪魔になるのです

 

現実に起こっている事と変化する事が人生

 

 

それをカウンセリングで、強く強くお話しするのです

 

  • 『過去のたらればをいくら言っても、何も変わらないでしょう』
  • 『今までの惰性でこれからを生きていても、苦しいだけでしょう』

 

と、相談者の思考を全てアップデートしてもらう事を促すのです

 

‘たらればと惰性‘

 

から、

 

‘現実と変化‘

 

が人生という定義に変えるのです

 

それもこれも、これから起こる事に対応する事が一番大事だからです

 

かつてまともだった夫が、アホなブス女に入れ込んだ事で転げ落ちるような人生に
なっているのです

 

安心や安定は自然に発生するモノではなく努力の先に少しできるモノ

 

 

その姿を見て

 

『このバカな二人に、私が引きずられていてはいけない』

 

と、過去を断ち切る自分を作るのです

 

もちろん、それは離婚する事を言っているわけではありません

 

自分が妻として、この夫を見る角度を変えていくのです

 

そのためにも、

 

  • 『過去の夫も今の夫も本当の夫、それを受け入れる自分が必要』
  • 『安心や安定は自然に発生するモノではない、努力の先に少しできるモノ』

 

という事を知るのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。