不倫夫をリビングで想像しているうちは舐められた妻でしかない

リビングの夫は夫の一部

公開日 2017年4月25日 最終更新日 2021年2月27日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、妻としては夫には
何を言っても通じないのではという気持ちで、言葉も態度もおっかなびっくりに
なっているわけです

『あなたが嫌いになってしまう原因を私が作ったのね』
『あなたにとっては私はどういう存在なの』
『あなたを大事にしているつもりだったけど足りなかった』

など、ことごとく不倫そのものに言及する言葉ではなく、その原因を自分に作る
思考です
そこには、

’夫をダメにしたさらにダメな妻’

という構図です
それはおかしいと心の中では思っていても、現実は自分を責めています
そこに、世の中の愛され妻だの良妻賢母だのの、まやかしというかアホらしい
考えをしているカウンセラー等に

『あなたのためにいい奥さんになる』

とまるで新婚当時の妻のような気持ちで臨もうとします

確かに自分の気持ちを新たにするという事は悪い事ではありませんが、逆に
悪い事をそのままにしている、助長させているという最大の過ちに気付いて
いないというか、わざと目を向けていないのです

愛され妻などを推奨しているのは、その推奨者も夫に騙されていて、今もその
ままの状態でもおかしくないのです
だから声を高々と不倫夫の下に入ろうと言います

男からすると

『不倫を後押ししている女もいるんだ、変わっている女』
『そんな騙されて平気な女がいるんだ、逆に気持ち悪い』

というのが大方のまともな男の意見なのです

そういう男の気持ちを訳のわからない女の意見に従っているから、ますます
迷宮に入るのです
まるで女同士の傷の舐めあいのような心理に入るのです

そこには推奨している人間が、ある意味不倫をされた苦しみを悩んでいる方に

意味もなくぶつけているようにしか見えません
そこに巻き込まれているうちは、自分の人生を自分の意思で動かせないのです

自分が自分でなくなる事の恐怖を知らないうちは、臭いものに蓋をしている
わけです
しかし、一旦そこから臭いが漏れ始めると自分をコントロールできないほどに
自分を弱らせてしまっている事に愕然としてしまうのです

その自分を変えてもらうには、止まっていた体を動かしていくしかないのです
頭だけ使っていた自分から、夫と不倫ブス女の実態に近付くための行動です

夫の持ち物や行動を探る自分を作るのです
そこから不倫ブス女にも近付く事になるわけで、じっとして家のリビングで
想像を張り巡らしていただけの自分を変えるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。