(本日上記動画を更新しました)
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者が慰謝料請求を
ブス女に対してするという事は珍しい事ではありません
その多くは弁護士と接触して、内容証明を送ってブス女の反応を待つというパターン
です
その相談者の多くは
‘お金が目的ではなく、別れてもらえればそれでいい‘
という考えです
その考えはよくわかりますし、そう言いたいのは不思議ではありません
しかし、ここでよく考えなければいけない事があります
それは、慰謝料請求はお金を請求する事が目的であってそれ以上でもそれ以下でもない
という事です
それは弁護士が関与する事全般に言えるわけです
要は、精神的苦痛の代償をお金で求めるのが慰謝料請求です
ここに、夫とブス女がわかれる事なんて内容証明に一言も入っていません
仮に入っていたとして、それを実現できる弁護士はいません
もっと言えば、妻だろうが総理大臣だろうが誰であろうが夫とブス女の不倫をやめさせる
事ができる人間はゼロです
そこに大きな勘違いがある事に気が付かなければいけない
よく相談者が弁護士に、
『私はこの二人に別れてもらいたいのです』
と言いうと弁護士は
『慰謝料請求するとプレッシャーがかかって、別れるケースもあります』
という言い方をする事があります
これはウソではありません
しかしそういうケースがどれ位の確率であるのかとか、本当に別れたのを知っているのか
という真実は、実は弁護士自身もそれほどわかっていません
要はそうでも言っておかなければ、自分に委任しないと思っているから言うのです
弁護士はそういう仕事なのですから、それを理解しなければいけないのです
私は相談者がバカ二人を別れさせたいという気持ちはよくわかりますが、そこに執着する
事を辞めてもらう事を伝えるのです
慰謝料請求も私の相談者は多くの方が実際にするわけですが、それは別れさせるためで
なく受けた苦痛の代償を払わせたいと、心から思ってするのです
二人を別れさせるなんて事にエネルギーを使わず、自分が真っ当な人間としてすべき事を
するだけなのです
慰謝料請求もそのうちの一つに過ぎないのです
私の相談者が慰謝料請求を自分でした後に、
『このバカ二人が別れようが別れまいが関係ないです、私は納得する事をやるだけです』
という言葉が出てくるのです
そこに慰謝料請求の本当の意味と、自分の納得をしっかりと整理している自分がいるから
こそなのです
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