不貞夫との戦いは〔夫と妻〕ではなく【刑事と犯人】の戦いでしかない

不貞夫との戦い

公開日 2019年5月17日 最終更新日 2022年1月27日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

私のブログを検索する際に、上位に来るキーワードが

 

‘不貞夫との戦い‘

 

という言葉です

 

その言葉の心理を三回に分けて解説しますが、第二回目です

 

不貞夫との戦いは夫と妻ではなく刑事と犯人の戦い

 

 

そもそも不貞夫との戦いというのは、何を戦うのか

 

夫婦はお互いに協力しあって、高め合って一緒に進んでいくために結婚したはずです

 

その夫婦で、なぜ戦うという事が起こるのか

 

それは

 

‘夫の背信行為‘

 

が厳然と存在するからです

 

夫婦の関係性を夫の方が崩したわけです

 

例えば、それがちょっとした行き違いやケンカであれば事なきを得るはずです

 

しかし、不倫というのは妻としては人格を否定されたようなものです

 

俺悪い事をしているちゃんとわかっている

 

 

夫の不倫は、勘違いとかちょっとの気の緩みでという事では全くないのです

 

しっかりと

 

  • 『俺悪い事をしている、ちゃんとわかっている』
  • 『妻が怒る事をしている、それもわかっている』
  • 『妻には隠さなえればいけない事、よくわかっている』

 

という確信犯です

 

その夫であれば、何とかわかって欲しいでは全然足りないのです

 

妻としては戦わなければいけないのですが、ここで大事な事があります

 

それは、夫婦の前に自分と不貞夫は

 

‘刑事と犯人‘

 

なのです

 

そういう、世の中のルールを犯している人間との戦いなのです

 

下手に夫婦という見方をしているから、自分が弱くなるのです

 

夫と妻で考えてはいけない夫婦の前に一人一人の大人

 

 

それを、カウンセリングで思考の矯正をしていくのです

 

 

  • 『夫と妻で考えてはいけない、夫婦の前に一人一人の大人でしかない』
  • 『夫を夫とだけ見てはいけない、私は夫の一部しか知らない』
  • 『夫婦になる前の方が時間が長いんだから、夫というよりも知らない男
    と思うべき』

 

という感覚が出てきます

 

それこそが、妻がこの不倫に持つべき思考です

 

妻であり夫であるのは間違いありません

 

しかし、その前に二人とも分別のつく大の大人という事を忘れてはいけないのです

 

夫は加害者で、自分は被害者である

 

 

夫は自分にとって加害者ですし、自分は夫にとって被害者です

 

そう考えると、夫を追いかける妻という構図でなければいけない

 

夫を犯人という見立てをすると同時に、その夫を詰める刑事が自分です

 

不倫というのは、そう考えなければ毅然とする自分が出てきません

 

妻だけで考えると、本当に夫の言いなりの自分にしかならないのです

 

夫と妻から犯人と刑事に見立てを変える、それが必要なのです

 

夫を夫としてだけ見ているからきつくなる

 

夫は自分の人生で、何十年も経過してから知り合っている人間です

 

その前はアカの他人です

 

そのアカの他人だった男が結婚を機に

 

‘夫‘

 

になっているだけの事です

 

だらしない外面がいい自分勝手もご愛敬で見ていた

 

 

そう考えると夫を見る目も変わってくるはずです

 

夫という男が、聖人君子とは限らない

 

むしろ、それまで

 

`あばたもえくぼ`

 

的に、だらしない所とか外面がいいとか自分勝手な所もご愛敬で見ていたのです

 

その中で不倫をするかどうかは決めつけ的には言えなくても、少なくとも夫の性格
や習性が影響している部分もあるのです

 

夫に対して、第三者的に捉える思考が必要

 

 

その夫に対して、ある意味第三者的に捉える思考が必要なのです

 

特に不倫という夫自身が一番よくわかっている背信行為だからこそ隠したり
逆ギレをしているのです

 

逃亡者のような心理状態の夫に、妻という立ち位置だけではその犯罪者心理に
負けてしまうのです

 

しっかりと世の中の味方を付けて、犯人を追い詰める刑事になる自分になるのです

 

夫の不倫が発生した夫婦が、犯人と刑事という関係になる事ををためらっていては
いけない

 

夫の悪事をそのままにして、夫婦はあり得ないのです

 

夫婦を継続するのはその後の不断の努力がいる

 

 

夫婦を続けるというのであれば、社会の一員でなければいけない

 

社会の一員という事は、そもそも犯罪を見過ごしてはいけないのです

 

そして、毅然と対応しなければいけない

 

夫婦のメンバーのどちらかに悪事が発生すれば、その相方がそこに強い気持ちで対応
しなければ夫婦の体をなしていないという事です

 

夫婦は婚姻届けを出せば成立しますが、継続するのはその後の

 

‘不断の努力‘

 

がいるのです

 

その努力が、時には戦いにもなる事を知らなければいけないのです

 

夫婦には何でも起こるから、夫婦なのです

 

自分の人生に出されるべくして出された宿題

 

 

いい事だけではつまらない位の気持ちが人生にはいるのです

 

夫婦をやめるのは簡単ですが、やめても手に入るものがなければ意味がない

 

苦しみを乗り越えた先に、必ず

 

『私は夫婦だからこそこの苦しみを経験したし、それを克服する力をつけた』

 

という思いが出るのです

 

それを手にすると、それまでの苦労や悩みは

 

『自分の人生に出されるべくして出された宿題だったんだ』

 

という事がわかるのです

 

日々のカウンセリングは、相談者にそれを知ってもらうために続けているような
ものなのです

 

自分自身に身に付ける事を一生懸命考えなければいけない

 

 

相談者の気持ちには

 

‘仲の良かった夫婦‘

 

が、ちょっとした手違いでおかしくなっている感覚です

 

しかし、それは大きな勘違いです

 

ちょっとした手違いでも何でもなく、

 

‘緩み切った夫婦‘

 

が、この状況を引き起こしているのです

 

仮にそう思っていなくても、

 

『今のこの状況をみれば、今までの夫婦を追い求めてはいけない』

 

と本能的に思わなければいけないのです

 

カウンセリングという第三者に夫婦の実態を話すという事は

 

‘自分の手に負えない‘

 

という事なのです

 

今までの夫婦であれば、喧嘩しても時間の経過で

 

‘自然治癒‘

 

していたのです

 

しかし、この不倫ではいくら時間をかけても一向に良くならなかったのです

 

そう考えれば、

 

『これは今までの経験や知識ではだめ、外からいろいろな事を足して対処する
べき状況、もっと強くならなければいけない』

 

と、自分自身に身に付ける事を一生懸命考えなければいけない

 

私は私で夫は夫でしかない

 

 

それには、それまで絶対に離して考える事はなかった夫と自分を分けて考える事が必要
なのです

 

夫婦をいつもペアで考えていた自分から、

 

『夫を一緒にするから整理がつかない』

 

という事に気付いてもらうのです

 

これは離婚を意味するわけではなく、夫婦という関係性の中で

 

『私は私、夫は夫でしかない』

 

と、当たり前の事を思い出してもらうのです

 

そこから、しっかりと

 

『私の人生は夫婦優先ではなく自分の生き方を優先にする』

 

という転機にしてもらうのです

 

その方が夫婦もしっくりくる事を、私の数多くの相談者が経験しているのです

 

You Tubeでの解説もありますので、併せてご覧ください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。