夫の不倫に犯人を詰める刑事になる、妻は戸籍が担保している

夫の不倫を詰める刑事になる

公開日 2020年8月19日 最終更新日 2021年2月4日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

相談者が続けてきた夫婦に、夫の不倫がいきなり大きく影を落とすわけですが、

その夫に対して不安や苦しみを出せば出すほど、夫は知らん顔をします

 

その夫はさながら、夏休みの間に悪い仲間と付き合い始めておかしくなった

`反抗期の中学生`

のようなものです

その中学生の息子に翻弄されている母親は、何をどうしていいのかわからなくなるわけです

 

夫の不倫に犯人を詰める刑事になる、妻は戸籍が担保している

  • 『私がちゃんと育てていれば、こんな事にならなかったのでは』
  • 『もっと愛情をかけていれば、反発しなかったのでは』
  • 『何を言えば元に戻ってくれるだろうか』

という思いで悲嘆に暮れるのです

 

しかし、それをいくら言っても

  • 『いちいちうるさいんだよ、俺にかまうな』
  • 『何を言ってもムダ、俺は学校なんて行かない』
  • 『もっと俺を大事にしておけば良かったのに、今さら遅いけど』

というように、イキがる息子の態度です

 

不倫脳夫は、まさしくその反抗期になる子供と変わらないのです

しかし決定的に違うのは

`大人と子供`

という当事者の年齢と

`妻と母親`

という、当事者を見ている側の立場です

 

夫婦関係であり、親子関係ではない

夫と妻という夫婦の関係性と、息子と母親という親子の関係性では対応が根本的に違うのは当然の事です

しかも子供の反抗期は思春期のよくある現象ですが、夫の不倫は犯罪です

そういう関係性の違いや、根本的な罪の有無を考えれば毅然とした態度を夫に出す事が非常に重要な事です

 

しかし、やもすると

`反抗期の息子を心配する母親`

のようになっている相談者も少なくないのが実態です

 

それをカウンセリングで

`犯罪者の夫を詰める妻`

に頭の中を変えてもらうのです

 

わかりやすく言えば、妻という立場を一旦置いてもらって刑事になるのです

犯人を追いかける刑事は、絶対に妥協したり情けをかけては犯罪が減らない

妻も妻という意識でいると、つい

  • 『夫はこんな人ではなかったのに』
  • 『夫に優しくしていればこんな事にならなかったかも』
  • 『私がダメな奥さん、夫に愛想尽かされてしまった』

と、アホな嘆きを出す状態になってしまいます

 

そうではなく、妻の立場は戸籍が担保しているのです

もっと言えば、離婚しなければ

`嫌でも妻`

なのです

 

そういう動かしがたい立場ではなく、今のこの状況に必要な立場を意識するのです

それがまさしく

`犯人を詰める刑事

なのです

 

そういう意識や立場を追加した相談者には、しっかり人生の中で夫婦の関係性が変わってきます

『夫婦はこうあるべきと思っていたけど、いろいろな事に対応するためのは自分が妻だけではいけないとわかった』

という言葉が出てくるのです

 

You Tubeでの解説もありますので、併せてご覧ください。

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。