公開日 2017年6月21日 最終更新日 2021年1月6日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んで離婚するかどうか迷ってしまうケースも少なく
ありません
その状況で妻の方が離婚するする詐欺に陥っているケースがあるのです
確かに夫は何かにつけ妻に対して精神的にまいる事を言ってきます
『オレはオマエの顔も見るのも嫌だ』
『今日から寝室は別にする、オレはソファで寝るから』
『お前はもう俺にとっては妻でも何でもない、ただの同居人だ』
というような言葉を出してきます
その言葉にどんどんきつくなってしまい、最後には
『もうこの人と一緒にいても意味がないかも』
『別れた方が楽になるかなと思っています』
『子供たちも離婚したらと勧めます』
『親もそんな奴とっとと離婚して実家に戻れと言います』
と、自分や周りも離婚の方向に向けている状況になります
そして、そういう所に弁護士に相談に行けば
『え、離婚しないんですか、私には考えられないな』
『離婚した方が慰謝料が多くなりますよ』
『修復は難しいでしょう』
と、さらに輪をかけて、弁護士自身の報酬が増える離婚を勧められてさらに落ち込む
のがパターンです
相談者の多くは自分でどうしたいのかと言えば
‘離婚はしたくない‘
です
しかし、多くの人の意見や夫の態度を見て
『私が離婚した方がいいのかも』
『離婚した方が周りに迷惑をかけないですむかな』
『離婚はしたくないけど、仕方がないのかな』
と、まるで自分が離婚しない事が世の中に大きな不幸を呼んでいるかの心境です
しかし現実は世の中のある一組の夫婦が離婚しても何も変わらないのです
それを、一大事のように離婚しなければまずいかもと思っている事自体が自分たち夫婦
を買いかぶっているのです
周りが騒ぐのは自分が苦しい顔をしているからです
『もう一緒に歯やっていけないかも』
『本当に毎日辛くて辛くて』
と、泣きをいれたり、愚痴を聞かされれば周りも離婚を勧めるの当然です
それを、自分ではなく周りから進められていると言っているわけですから正直お門違い
も程があるのです
離婚をするなら黙ってすればいい、それだけです
言うだけ言ってしないのであれば、するする詐欺でしかないのです
『あの人騒ぐだけ騒いでするわけない』
『ずっと離婚するすると言って、愚痴を言う面倒な人』
と陰口をたたかれている事に気が付かないのは自分だけです
その自分から強い意志で
‘私は離婚しない、するのはしたい時‘
と心に刻むのです
結婚と同じで離婚も人には言わない、言うなら心に決まった時、もしくはした後に
言うのです
それ位、安易に気軽に口から離婚をほのめかしている安直な自分をやめるのです
いつまでも離婚を口にしているのは、夫と同じだけ弱い自分という事です
バカでチキンで情けない夫と同レベルに弱くて現実から逃げている自分を忌み嫌うのです
夫と離婚するのは、自分の大事な権利です
その大事な権利を安く言葉にしてはいけない
物事を大事にしている人は、必ず言葉に重みを付けているのです
大事な事であればある程、ここぞと言う時にしか使わないのです
それを私の相談者は理解すると
『離婚はしたい時に笑顔でするもの』
『離婚は私が一番いいタイミングで一番いい条件で夫に叩きつける』
と信念を持つのです
そういう強い自分を持てば、そもそも不倫している有責配偶者の夫には離婚する権利
もクソもない事がハッキリ自分でも理解できます
それまでの
『夫と離婚する事は決めている』
『離婚するのは間違いない』
と言いつつ、今現在離婚していない自分が周りに
‘離婚するする詐欺‘
をしていた事をさらに認識します
逆の立場なら
『離婚するするっていうほどしないよね』
と言っている自分が想像できるのです
それまでの離婚という権利を大事にしてこなかった自分から、
『こんな大事な権利をやすやすと口に何てしてはいけない』
という事に気付くのです
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