浮気ですぐ離婚に走らない、条件やタイミングを選べる妻だけの権利

浮気夫の責任の取り方

公開日 2012年5月31日 最終更新日 2024年11月18日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

多くの相談者の浮気した夫の責任の取り方は、非常にアバウトなものです

とにかく現実を逃れたいとか、責められたくないためだけの離婚を言うだけです

しかし、夫にはそんな事を言う権利も何も無いのです

 

自分の成長について来れない夫を心配するくらい強くなる

 

夫との夫婦は、自分の成長について来れない夫を心配するくらい強くなることが必要です

浮気が発覚すると、妻にとっては不意を突かれるので、最初は夫が強く見えたりします

相談者に夫の性格を聞くと、びっくりするくらい同じ答えが返ってきます

 

「うちの主人は優しくて真面目です、浮気をするなんてとても信じられません」

 

と優しくて真面目な男に、正直強さはあまりありません

 

浮気している間は、女からのコントロールで夫自身強くなった気がするのです

しかし、現実は夫もびくびくしているケースが多いのです

優しくて真面目な夫は、妻と女の両方でバランスを取ろうとします

 

ちょうど毎日家庭とブス女を皿回しして、止まらないまらないように仕事をしているのです

 

女が強く出ると慌ててなだめ、妻が不審に思うと急いで機嫌取りをして、

 

仕事でミスをするとシュンとして心休まる時が無い状態です

 

浮気は抜け出せないもの

 

そういう夫がなぜ浮気をいつまでも続けるのかと言えば、続けたいという事よりもそこから抜けられないのです

 

女や妻から見ると、

 

「男ってバカ」

 

な態度や行動に出ますがそれは自分の意思ではなく怒られたくないとか、バレたらやばいという弱さからくるのです

 

見え見えの言い訳や、見つけて頂戴というところにラブホテルのカードやレシートを置いたりします

 

それは女、家庭、仕事をこなすだけになり、細部まで気を配れないからです

 

そこに、夫を責め続けるとどうなるか

 

真面目で優しいゆえ最後は弱いと見せかけている女にたなびくか、開き直って妻に離婚を言うのです

 

どちらにしても、離婚をすればいいだろうと開き直る可能性が高い

 

なぜなら、追い込まれた夫は女にも妻にも自分が取れる責任は離婚する事と勘違いするからです

 

責める事と修復する事は多くの場合矛盾

 

 

妻も責めるのは仕方がりませんが、責める事と修復する事は多くの場合矛盾します

 

責めるのはあるところで止めて、夫に責任の取り方が離婚じゃない事を教えるのが、今後の夫婦への第一アクションです

 

そもそも、夫は自分が悪い事をすれば

 

  • 『もう今さら許してもらえるはずない』
  • 『何を言っても言い訳になる』
  • 『離婚するしか俺にできる事はない』

 

という思いです

 

そこから、夫の中では不倫で有責配偶者という離婚の権利がない立場であるにも拘わらず

 

`離婚して責任を取る`

 

と、大きな勘違いを連呼します

 

その理由は二つです

ブス女が離婚を後押ししているから

 

一つはブス女が離婚を後押ししているからです

 

それは、ブス女も夫が離婚すれば

 

『私がこの男の面倒を見る』

 

という、アホな思いを持っている

 

夫の開き直り

 

そしてもう一つは、夫が

 

`煮るなり焼くなり好きにしろ‘

 

的な開き直りをするからです

 

そこには、多くの相談者が責任の取り方はそこじゃないと思っています

 

しかし、こういう時の夫は

 

『じゃあ俺にどうしろと言うんだ』

 

という、

 

‘居直り強盗‘

 

のように、座り込むような根は小心者の犯人のようなものです

 

この二つが離婚して責任を取るなんて、誰もが許さない事を言う理由です

 

それもこれも、夫は夫婦や社会に真摯でない証拠です

 

浮気しても罪悪感ない夫は何を考えている?9の特徴と具体的対処法

 

ブス女との不倫で夫はどこかで自暴自棄になる

 

 

社会とは隔離されているとか、俺は真っ当には生きていけない位のアホな感覚に陥るのです

 

そして頼れるのはブス女だけという、狭い世界に浸って世の中に背を向ける

 

そうなると離婚がまるで、会社で不祥事を起こして

 

『責任をとってやめます』

 

と、上司からすると

 

『お前がやめても責任をとった事にならない』
『お前ごときがやめても、この不祥事は解決しない』

 

という思いです

 

その勘違い部下のように、本当に責任が取れるワケでもないのに自分の首を差し出す事で、
潔さを出している自分に酔っているのです

 

 

夫の恥ずかしさを鮮明にさせるのが妻の立場

 

 

そんな少しも男らしさがない夫の離婚をエラそうに言う状況に、妻としては

 

  • 『あんたに離婚なんてさせないし、そもそも資格がない』
  • 『離婚を決めれるのは私だけ』

 

という自分を出すのです

 

そこに開き直る夫が、いかに恥ずかしい事を言っているのかを鮮明にさせるのです

 

そういう、権利と義務が夫婦の根幹です

 

勝手にバカな事をしておいて、それに開き直り離婚を言っているバカな男には
エラそうにする資格はないのです

 

夫婦を勘違いしている自分をやめる

 

それをカウンセリングの中で、しっかりと自分の中に沁み込ませてもらうのです

 

夫婦を勘違いしている自分をやめるのです

 

夫婦は愛や気持ちでは続かないのです

 

夫婦には毅然とした自分を常に持っておかなければ、こんなバカな事をしている
夫にも離婚を勝手に連呼されるようになってしまうのです

 

そもそも夫婦になった時に、真摯な気持ちでこれからの人生を一緒に歩む決意を
しているわけです

 

それを不倫という本当にアホな事をしでかしておいて、

 

  • 『離婚するから、もう俺は決めている』
  • 『おまえがいくら止めても俺は変わらない』
  • 『何を言っても無駄だ、俺たちはもうとっくに終わっている』

 

というような、臭い芝居ががったアホなセリフを、鼻で笑う位の自分がいるのです

 

それを数多くの私の相談者が身に付けているのです

 

『こんなバカな男とブス女の好き勝手にはさせない』
『私の人生は私が決める、それだけ』

 

という信念を持つのです

 

妻のプライドを持った自分にしなければいけない

 

夫の大見え切った離婚という言葉だけに、ビビっている自分は本当に甘い平和ボケ
の自分でしかない

 

自分が見下すべき夫に離婚を言われて、

 

『鼻で笑ってやる、ふざけんるんじゃない』

 

という妻のプライドを持って人生に臨まなければいけないのです

 

離婚はしたい時に一番いい条件ですればいい

 

私が夫の不倫は人生のピンチではなく、最初で最後の大チャンスというのはそこに
大きな意味があるのです

 

そのプライドを回復した多くの相談者には

 

『離婚は私がしたい時に、一番いい条件でするだけです』

 

という言葉が出てくるのです

 

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1 個のコメント

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    夫がそのまんまでした。ありとあらゆる嫌がらせしてきましたけど。
    今は離婚の修羅の中にいます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。