夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者の視界に
不倫ブス女の姿はそれほど鮮明にないというケースが正直言って多いわけです
カウンセリングで話をしても
『相手の女の方も迷惑しているんじゃないかなと思うのですが』
『夫が一人入れ込んでいるように感じます』
『夫はその女性が好きでもその女性にフラレると思います』
と、夫の一方的な不倫と決めつけているところがあります
仮に本当に夫が嫌であればなぜ不倫ブス女から別れないのか
そこを相談者はさらに
『うちの夫がしつこくて逃げられないんだと思います』
と、まさしく
‘自分に都合のいい解釈‘
が止まらないのです
仮に、親友の不倫を相談されたとして、本当にその不倫相手の女は関係ない
とその親友に言い切る自分がいるのか
『その相手の女、どこの誰なの、絶対に許せない』
と、親友を励ますためにも不倫ブス女を徹底的に排除する事を考えるはずです
決して
『あなたのご主人がのぼせ上っているだけよ』
と気休めを言うはずはないのです
そう聞けば、気休めを自分に言っている事がわかるはずです
自分が傷つかないようにするための気休めです
つまり、その不倫ブス女が自分より魅力的な女だったらどうしようという恐怖
があるのです
不倫ブス女を夫の事なんて放置して自分が素性を知りにいかなければいけない
のに、夫が入れ込んでいるから女は迷惑しているなんて、その時点で女性として
負けるなんてあり得ないのに、自分で棄権しているようなものです
野生の動物の世界では、ライオンの家族のテリトリに他のグループのメスが
近づいて来れば、メスが一番先に全力で追い払おうとします
オスは全然追い払おうとはしません
自分ではないメスが子孫を残すために近づいてきたわけですから、ただでは
おかないという防衛本能が働くのです
その野生の動物の世界を考えたら、人間でも夫に近寄ってくる女に
『どうぞどうぞ、うちの夫で良ければお貸しします』
という妻がるはずがないのです
下手に理性が働いている自分と、理性もへったくれもないただの下半身の
欲望でつながっている夫と不倫ブス女を、ただ見ている妻がいるのかという
事です
妻であれば、もっとどっしりと腰を据えて
『ブス女は男運がなくて寂しくてアホな夫に寄っているのね、バカな女』
『この女のコンプレックスは並大抵ではない、絶対につぶす』
という気持ちが出てちょうどなのです
女は女に厳しい、それを自分が一番わかっているのですから
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