公開日 2018年3月30日 最終更新日 2021年3月14日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとっての夫婦像は
正直何がいい夫婦で何が良くない夫婦かわからなくなっているのです
不倫夫からの
『俺たち終わっているし、時間の無駄だ』
『いい事もあったけど、もう終わりにしよう』
『早く別れた方がいい、お前も俺といても嫌だろう』
という言葉に
『私の事を好きじゃないんだ、嫌われないように頑張るから戻ってきて』
『やり直しできないかな、私はあなたといたい』
『修復したい、離婚はできれしたくない』
という言葉が出てきます
こういう会話は会社の取引で失敗してしまった業者に見切りを付けている中で、必死に
取引を継続してもらいたいという懇願をしているようなものです
夫婦はそんな上下関係、主従関係ではない事は誰でもわかっています
しかし、現実には私の相談者の多くはそういう会話になっているのです
なぜそうなるのか
`夫婦に負の感情を受け入れていない`
からです
言い方を変えると、夫婦を形にこだわっているという事です
人間感情の生き物ですから、日常にはいい事ばかりではありません
嫌な事や腹が立つ事、悲しい事、苦しい事等がいろいろ発生します
それを夫との関係ではできる限り少なくしたいというのは当然の思いです
しかし、考えてみれば一番一緒にいる関係ですから、いい事も悪い事も一番発生する確率
が高いわけです
そこに悪い事を目をつむって、なるべく穏やかにしようという自分がいます
しかし、それは不倫という悪事には何もケジメをつけないで、ただ表面上の形を取り繕う
としているようなものです
先ほどの取引の話でいけば、何か過失やミスがあれば取引停止になるわけですから必死に
謝るわけですが、夫の不倫は夫側の過失です
なぜ被害者の妻が謝る事になるのかという事です
そこに気付いてもらう事がこれからの人生に重要な事です
多くの人は夫婦を自動的に進むくらい、どこかで平和ボケしています
そこに夫の不倫が起こるなんてちっとも頭にないのは仕方がないわけですが、実際には多く
の妻に起こるわけです
そこに夫婦や夫や自分にある緩みや過信を取り除くという作業が絶対に必要なサインなのです
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