〔バカな夫の言いなりの人生〕なんてあり得ないが【世の中の普通】の感覚

夫の不倫に‘私は何なの‘の疑問

公開日 2018年10月12日 最終更新日 2021年10月22日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、私の中で相談者とお話し
する中で多くの事が頭の中を駆け巡りますが、そこにネガな事は殆ど考えていません

 

相談者へのアドバイスはピンチをチャンスに変える思考

 

 

相談者には

 

  • 『夫の不倫は人生の大きなチャンス、こんなに自分を変えれる時はありません』
  • 『自分を成長させるまたとない機会ですよ、そう考えるべきです』
  • 『ここから自分をどうするかで、あなたの人生に大きな可能性を拡がります』

 

というように、

 

‘ピンチをチャンスに変える‘

 

という思考です

 

それは決して掛け声ではなく、本当にそうだから言うのです

 

そもそも相談者が夫の不倫を前にして、自分が受け身でいて何か良くなる事はまずない

 

夫が不倫をやめたとして本当に安心できるのか

 

 

例えば万が一夫が不倫をやめたとして

 

  • 『あなたが不倫をやめてくれて本当にうれしい』
  • 『これでまたあなたと幸せな日々が送れる』

 

 

と思うのか、それとも

 

  • 『今回はたまたま終わったけど、またこいつやるんじゃないか』
  • 『これで終わったとは思えない、続いていても不安は消えない』
  • 『この状況は全然安心できるものではない』

 

という心境になるのか

 

多くの相談者は後者になるのです

 

夫の不倫を転機に自分の存在意義を考える

 

 

なぜなら、勝手に夫に不倫されて勝手に終わったでは

 

‘私は何なの‘

 

という心理状態になるからです

 

それをわからず、ただ単に夫の不倫が終わってほしいとだけ考えていても全然意味が
ないわけです

 

そこに自分で自分の存在意義を見出す意識が必要です

 

ダメなものはダメという感覚が無ければいけない

 

 

正直夫の不倫で自分の存在意義なんて見いだせないと思う方が多いはずです

 

しかし、それは夫から見た自分で考えているからです

 

犯罪者からみた自分が存在価値を疑問に感じている状況を、世の中からすれば

 

  • 『何であなたが悪いの、そんなはずはないでしょう』
  • 『夫の不倫を許していいはずがない、そんな夫に負けちゃダメ』
  • 『夫が憎くなければおかしい、妻ならなおさら』

 

という見立てなのです

 

ダメなものはダメという感覚がない妻でいいはずがない

 

薄らいでいた正義感や倫理観を取り戻すチャンス

 

 

というよりも、夫婦の前に人としておかしいという気持ちがなければいけない

 

薄れている正義感や倫理観を、夫の強い言葉でさらに薄められている事に気付かなければ
いけないのです

 

  • 『私は世の中の一員としてもの事を捉える自分になる』
  • 『こんなバカな夫の言いなりになっている人生なんてあり得ない』

 

という、自分の意思で人生を進める大きなチャンスに変える意識を持つのです

 

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ABOUTこの記事をかいた人

【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。