公開日 2017年10月2日 最終更新日 2021年3月2日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談者には
何を基準に物事を考えるべきかという事をカウンセリングの中でお話しします
要は、多くの相談者が夫の不倫にどう対処すべきかのモノサシが無い、もしくは
見当違いな事を基準に考えている現実があるのです
『あなたにとって夫の不倫の対処を犯人である夫の言動で動いていませんか』
という言葉に、相談者もハッと気づく場面がしばしばです
それは、今までの夫婦にどれだけ夫に依存しているかを象徴しているのです
大きな事から小さな事まで
『とにかく夫に聞かなければわからない』
『夫に確認しなければ私では判断できない』
という生活をしていた事による弊害でもあります
自分で判断して行動できる事も多々あったり、夫の言う事が正しいわけでもない
のに、面倒になるのは嫌とそのままにしている事もあったはずです
その習慣というか癖がこの夫の不倫という誰が見ても悪いのは夫という現実でも
その夫に
『私が悪い、どうしたらやめてくれるの』
と、犯人に聞いている刑事がいるような関係になっているのです
しかし、それすら気付かないのは
‘世の中を知っているようで知らない自分‘
が大きく関係しているのです
夫婦になると多くの事を夫からの情報や言動で知ろうと楽をしがちになっている
のです
『夫が教えてくれるからいい、私は聞けばいいだけ』
『自分で調べるのは面倒、夫に聞く方が早い』
という、自分の脳を動かさないでいい楽を選んでいる今までがあるのです
それを続けているうちに、脳のある部位はあまり機能しなくなっているのです
それは意思決定したり、決断や分析を司る前頭葉です
そこを自分で動かさないで夫にばかり頼っているからどんどん萎縮しているのです
そして、それは夫も不倫をする事で同様に自分が悪い事をしている意識が欠落して
いるので萎縮をしています
つまり、夫婦で脳の前頭葉が小さくなっているのです
その二人で話をしていても、はたから見ると
『何で不倫を正さないの』
『夫が悪いし、何もしない妻もおかしい』
と映るのは当然なのです
そこにカウンセリングでまず妻の前頭葉を大きくする作業をするのです
しばし忘れていた自分の判断や意思を持つ事、冷静に考えたり計画する事をふんだん
に行うのです
最初は
『ムリです、私には絶対にムリです、戦うなんてムリです』
とムリの連発を言っていた自分が
『夫に黙っていたり、ブス女に舐められている自分は絶対に嫌です』
という言葉に変わっていくのです
それもしっかりと前頭葉を使っている証拠です
すると、それまで自分の頼りにしていた夫が
『この人本当にアホと思います』
と、何でこんな夫をあがめてたてまつっていたのかという位に見えるのです
さらにブス女を知れば知るほど、
『よくもまあこんなどブスとSEXできるよね、女なら何でもいいんじゃない』
と、現実を見た自分が言える言葉が出てくるのです
そこに前頭葉が委縮しているチキンな夫をより知る事になるのです
そして、こんな夫の内輪でビビっていた自分を恥ずかしく思って、もう二度と
同じような妻にはならないと心から誓うのです
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