公開日 2016年8月30日 最終更新日 2017年12月11日
https://youtu.be/GrS-gKuEZlY
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者には夫に対しての考え方を
修正 すべき点があるという事を常々伝えます
しかし、相談者の頭の中にあるのは、
‘修正‘
ではなく
‘修復‘
という表現に集約されるのです
修正と修復は何が違うのか
それは、
‘これからの事に目を向けるのか過去に目を向けるのか‘
の違いです
修正というのは、これから改善をしていく意識ですが、修復は何かを元通りにするという思い
を込めています
つまり、過去に戻すという意識が強くある事を意味するのです
そこには、過去にしか夫婦のスタイルがないわけで、これからの夫婦に全然イメージがわかない
のです
しかし、夫の不倫が出ても過去に戻ろうとするという事は、不倫の可能性がある夫を容認する
事です
つまり、今までの夫婦はいつ夫の不倫が起こっても不思議ではなかったわけで、その夫婦に
戻り たがっているのです
そこを相談者は最初よくわかっていませんので、とにかく
『とにかく私は修復したいんですけど』
と言います
そこに、
『では不倫をした夫を前と同じように見れるのですか』
と言うと、即答で
『それは無理です』
と言います
相談者である妻も夫の事を前と同様に見れないと言っておきながら、何だか勢いで昔に戻り
たいという意味を修復という言葉に込めて希望するのです
そんなバカな事はないワケで、自分で相反する事、言動が一致しない事をやっている自分に
気付くべきです
周りから見ると不倫した夫にさえ異常なまでの執着と、言いなりになっている自分を知る
べきです
そういう自分を周りに聞くと
『もう離婚すれば』
『私ならとっくの昔に別れている』
と言われるのをわかっているので、耳を貸したくないのです
もちろん、離婚するかどうか周りではなく自分が決める事ですが、周りが思う異常なまでの
夫への依存は、
『やはり私と夫とのバランスは絶対におかしい』
と思うべきです
そこに、自分が世の中に基準を合わせている自信が出るのです
世の中から見れば、異常なのは夫と不倫ブス女です
100万人中100万人が
『奥さんは被害者』
『バカな夫と不倫ブス女は最低』
と言います
つまり、世の中の夫と不倫ブス女のたった二人から
『お前が悪い』
『奥さんってあなたの事を何もわかっていない』
と言っていて、それに負けているわけです
こんな屈辱はないはずです
この二人になめられている自分を誰が慰めてくれるのか 親なのか子供なのか、友人なのか
そんなはずもなく、誰一人
『戦わなければあなたが負けるだけだけど』
『負けるのが嫌なら戦えば』
と思っているのです
世の中、自分の事でなければ誰でも他人事です
自分の人生を自分で切り開くしかないのです
私の相談者がしっかりと腹を決めて自分の事は自分がやるしかないと行動するとそれを見て
周りの相談者仲間が絶大な協力をくれるのです
その心底頑張っている自分が、しばし夫婦の関係でおろそかにしていた自分本来の姿という
事を 誰もが思い出すのです
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