〔不倫夫の頭を探る〕より〔考えと行動が一致しない自分に気付く〕事が先

知行合一させる

公開日 2017年5月14日 最終更新日 2021年5月15日

 

夫婦カウンセラーの木村泰之です

 

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にの人生
にはそれまでも多くの人間関係があるのは当然ですが、結婚を期にその人との

縁が薄れてしまいがちです

 

結婚を期に人縁が途絶えてほぼ夫との人間関係にシフトしている

 

 

  • 『結婚子育てがずっと続いてから、家にいる時間が圧倒的に多い中で、夫の
    言いなりになっていたと思います』
  • 『結婚して夫の転勤で遠方に行ってから、前の会社の同僚や学生時代の友人
    とはご無沙汰です』
  • 『夫との時間ばかりで外の事は何もわかっていない状態です』

 

というように、どうしても以前の人縁が途絶えがちになっているのは自覚して
いるわけです

 

その中では夫の言っている事や行動に従う、いやそれすらも考えずに聞く自分
がいたわけです

 

ある程度の事は自分の意見を通しても、多くは夫の意見や判断で過ごしている
わけで、何か違うとかおかしいと思っても心の中で

 

『どうせ私が言っても聞かないし』

 

という諦めというか、

 

‘事なかれ主義‘

 

に傾いています

 


それで日々が流れるのであれば、それでいいという思考になっています

 

不倫夫の言っている事の方が正しくて私が至らないのはずがない

 

 

もちろん多少の事はそれでいいですが、夫の不倫のような緊急時にも

 

『夫の言っている事の方が正しい、私が至らないだけ』

 

という思考になっていては話にならないのです

 


要はその問題の大小とか、重要性を判断できる自分が必要です

 

そこは鍛えなければ、どんどん表面上は楽な方に流れる、もしくは水面下で
ひどくなっても、恐いと言って目を向けないのです

 

思っている以上に知行合一ではない自分

 

 

何でもそうですが正しい事を頭では理解していても、それを実行するのは別
の動作です

 

知行合一、つまり体が考えている事に合って生きているわけではないのが
人間 であって、むしろそれが標準です

 

カウンセリングでは相談者の考えている事に体がついていくようにする話を
数多くします

 

相談者が思っている以上に知行合一ではない自分を知ります

 

自分が自分の意思を行動にしなければ何も始まらない

 

 

  • 『言われて初めて、当たり前の事ができていない自分を知りました』
  • 『わかっているつもりでも、わかっていなかった自分を知りました』

 

という自分を発見します

 

その発見は、自分でありながら自分を知らなった今までを認めている素直な
自分です

 


そこに、夫ばかりを頭に置いていた自分が、自分の意思を行動にしなければ
何も始まらないという事に気づくのです

 

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。