夫婦問題を夫がどうもしてくれないと受け身の自分を嫌っているか

受け身の自分を嫌う

公開日 2017年5月5日 最終更新日 2021年3月17日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者にとって
夫婦間の悩みはいろいろとあります
性格の相違、借金、DV、モラハラ、子供の教育観の相違、親族間のトラブル等、
区分すると数多く出てきます

しかし、それらのトラブルは個別に一つ発生するというよりも、多くのケースで
複合的に存在しています

『うちの夫は借金と不倫です』
『DVとモラハラがひどい中での不倫です』
『性格が合わないし子供の事でももめて、その上不倫をしています』

というような複合的にトラブルがあるのです

というように妻にとって不倫は大きな問題ですし、他の問題もどうすればいいか

とニッチもサッチもいかないような心理状態になっている方も少なくないのです

しかし、カウンセリングの中でお話しするのは

『今が夫婦を見直すまたとないチャンスです』

という事です

様々な問題をモグラたたきのように、一つ一つ潰していても話が進まないのです
もし、一つ一つの問題をどうにかしようとしてもまた後から後から出てくるわけ
で、その際限のない状態に諦めの方が先に来てしまいます

要は夫婦間の問題に取り組む事よりも、問題を問題にしない位の自分の強さを
身に付ける事に徹するのです

そもそもが好きで結婚した二人ですから、何か問題が起こってもその原因はその
二人に依存や緩み、平和ボケが介在しています

それらを解消する事で、表面的に分かれる問題も大きく減っていくわけです
なぜなら、登場人物がたくさんいるわけではなく、問題に関わるのは夫婦や家族
などの数名です

その人間関係に必要なものは、毅然とする態度や強さです
緩んでしまったり、タガが外れてしまえばいくら頑張っても、楽な方やレベルの
低い所で物事が動いてしまいます

その中では何をしても元の木阿弥のように、断続的に問題が発生します
それよりも、自分を律する事や夫に対峙する強さを身に付ける事です
とにかく夫婦の質を上げるには、夫ではなく自分を磨くところからです

人間は置いてきぼりになったり、頑張っていない自分が嫌なのです
妻が自分に目もくれず頑張っている姿を見ると、夫は妻を低い所で付き合わせて
いる場合じゃないと焦りが出てくるのです

そういう自分を作る事で夫にも自分を変える連鎖が生まれると、様々な問題が
小さくなっていきます

そもそも様々な問題の原因が、

‘自分たちの緩み‘

にある事にその時初めて実感するのです

それは独身の頃に、人が頑張っている姿を見て諦めたり、羨ましがっている自分
を恥じて頑張ろうとした経験を思い出すようなものです

夫に期待したり諦めたくないと考える自分を捨てても、自分に期待して諦めない
自分になるのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。