不倫夫と離婚しますと決意表明する自分が恥ずかしくなっているか

離婚を軽々しく言わない

公開日 2017年12月28日 最終更新日 2021年1月27日

夫婦カウンセラーの木村泰之です

日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、多くの相談を受けて
いる中で
私がよく相談者に口にする事があります

『もう離婚していいと思っています』
『離婚します、こんな夫とは一緒にやっていけません』
『慰謝料と財産分与と子ども養育費をもらって離婚する事にしました』

という離婚を言い出した相談者に対して

『どうぞ、するならそんな決意表明はいりません』
『したければしてください、誰も困りませんが自分が困るかどうか考えましたか』

という事を伝えます
そもそも結婚と同じで離婚も決意してから言うものです
もしくは事後報告するものです
私の相談者は95%以上が離婚をしません

残りの5%の人も離婚を笑顔でしたり、手続後に連絡をいただきます
という事は、してもいないうちから

『離婚します、絶対にします』

という決意表明は、離婚するする詐欺と同じです

そもそも、離婚する事を第三者に鬼気迫るように話す事自体、離婚する事を客観的
に捉えて
いない証拠です
そういう説明と共に仮に離婚するとして本当に条件を夫が飲んでいるのかと言えば、
それも
相談者の都合で考えている条件です

『子供が成人するまで毎月15万円払ってもらいます、前に私の言う通りにすると
言いました』

というようなイメージです

しかし、そもそも隠れてコソコソ不倫しているちんけな夫が言い値で払う事自体が
あり得ません
それ位はちょっと考えてみればわかる事です

いざ15万払えと言っても、

『収入が減ったから12万が限界』
『俺は一人で住んでいる家賃いるから10万しか無理』

と言うのが目に見えています

それ位の約束事を反故にするのは朝飯前ですし、他人になる妻に払うはずがない
のです


それを

『子供のために払わないなんてあり得ない』

と思っても、妻に渡すという意識が強いわけですし、自分もブス女かどうかは別
として、再婚
するとなるとお金が必要と思っています
また、仮に払うと約束しても一括でなければ意味がないのです

なぜなら、最初は払っていても減るケースが殆どですが、何千万も一括で払える
夫が世の中どれくらいいるのかという事です

相談者の多くは、弁護士を通して約束したり、公正証書にすれば絶対と勘違いして
いる人が
殆どです

つまり、

‘ない袖は振れない‘

と言ってくると、いつかはその約曽くよりもその時の経済状態や環境を司法も優先
させます

よくある、離婚してブス女との子供ができればその生活費が必要となれば、裁判所
もその子供
には罪はないという理屈で、取り決めた養育費の減額を認めます

そういうお話をすると、離婚離婚と意気込んでいた相談者も途端にトーンダウンする
そして、私の言う離婚するする詐欺になっている自分を恥ずかしく思うのです
それらの事を全て想定内にしている人が離婚するのです

それ位、決意の足りないうちに離婚を言う人は、周りからも

『現実がわかっていないよね』
『あの人離婚するってずっと言っているけど絶対にしないよね』

と読まれて、距離を取られてしまうのです
そういうお話をしてると、相談者も離婚に逃げるよりも、夫とブス女のアホさには
負けないと
いう思いに転換するのです

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【今までに30000人以上の方の夫婦問題にアドバイスを送り、多くの方の悩みを一緒に解決しています】 私は今までサラリーマンを23年やりましたが、その間いろいろな事が人生でありました。 その中で一番の出来事は30代での離婚でした。その時はまさか自分が、という気持ちでしたが、現実は目の前にあり、くる日も来る日も受け入れられない日々でした。 しかし、その中で、一人もがき、ネットで検索したカウンセリングを受ける事によって立ち直るきっかけができました。 それは、一人で悩んでいた環境から、パッと目の前の景色が開けた感覚でした 「このままではいけない、これから人生をもう一度自分で作っていかなければいけない」 と心の底から思いました。 それから家庭もリセットし、家も売り、転職もし、いろいろなことで自分の人生の見直しをすることになりました。 年齢は30後半を迎えていましたが、そこから前を向いていくリハビリを兼ねた毎日でした。 とにかく目の前にある、できることはいろいろとやりました。英会話、ゴルフスクール、ピアノレッスン、結婚相談所通い等、考えるより行動する、というようなものでした。 しかし、それはあくまでも自分の気持ちを一生懸命埋めるため、とにかく人と会いたいという気持ちからでした。 結果的には、それでは自分の空いた心は埋まらないことも気づいていました。 そういう状況の中、別れた妻から3年ぶりに連絡が入り、再会しました。お互い、別々の人生を歩むつもりで別れたわけですが、その後の状況も聞き、少しずつ会うようになりました。 それから数か月たってから、ショックなことを本人から告げられました。 「何年か前から、左目の視力が落ち、調べてもらったら脳腫瘍ができている、手術をすることになるが、成功は保障できない」という言葉でした。突然そう言われて、気が動転。やはり何年も連れ添った元とはいえ妻である「がんばって」とだけ言ってそれで気持ちが済むわけではなく、それから手術までのケア、(立ち合いは不可)、術後のケアを自分の気持ちが体を後押ししていました。そして、手術も無事成功し、今後の人生を元妻ともう一度一緒になることを決意しました。 それは、人生でなくしたものがもう一度帰ってきたような感覚でした。 その後も、夫婦の絆は誰にも理解できないくらい深いものとなったのです。 そんな中、自分が立ち直るきっかけができたカウンセラーの先生より、カウンセラーをやってみる機会を戴くことになりました。 その時、自分の心に足りなかったことが初めてわかりました。それは  ‘人のお役に立つ‘ ということです。 自分が離婚の危機に直面した時に、本当に孤独でした。カウンセラーとしてご相談を受けると、必ず自分の姿がオーバーラップします。 女性の相談者でも、ご本人の整理がつかない気持ちは本当によくわかります。 勇気を振り絞って相談に来られた方に、少しでも自分が勇気づけられた経験を渡してあげるために、アドバイスを送らなければと常に思います。 そのカウンセラーの先生には今でも大変感謝しています。 そこから自分でも勉強を重ね、35,000人以上の相談者のカウンセリングをしています。夫婦の問題は、人には言いたくないものです。 しかしある時を過ぎると、自分では対処しきれなくなるのも特徴です。 カウンセリングを受けた方に、少しでも明るい兆しが出ると、心の底からうれしくなるのです。 このブログでは、夫婦(男女)で悩んでいらっしゃる方に、少しでもヒントがあればと思って、カウンセリングを通じて思う事や、夫婦観や男女観等2010年から投稿しています。 是非関心のある方はご覧いただければ幸いです。