公開日 2021年1月4日 最終更新日 2021年3月23日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
突然起こった夫の不倫に悩む多くの相談者にとって、何かにつけて苦しむ
自分の人生に何を希望を見出せるのかという思いになります
夫から
- 『俺とお前は無理、もう別れてくれ』
- 『俺は自分の人生を進みたい、もうお前はお前で生きてくれ』
- 『俺にはもうお前に愛情はない、一緒に行っても意味がない』
- 『俺はもう決めている、俺の性格をわかっているだろう』
- 『俺の事を大事にしてこなかっただろう、今さら遅い』
と、夫は自分に夫婦の基準があるような言い方をします
目次
不倫した夫は離婚する権利なんて何もない有責配偶者
しかし、現実は夫は不倫という悪事の当事者でしかありません
要は、夫婦の今後の動向を決める資格があるのは妻でしかない
不倫した側には法律で
‘有責配偶者‘
と認定されるわけです
有責配偶者というのは、字のごとく責任がある配偶者という事です
つまり、法律的に損害賠償責任を負っているという立場です
有責配偶者には夫婦関係を解消、つまり離婚できる資格がないのです
ここで勘違いしてはいけないのは、有責配偶者から離婚調停や訴訟を提起
できないわけではないという事です
悪人でも提起できる権利だけは持っています
よく相談者から
『夫から離婚できないと知っていますけど、離婚調停を起こしてきました
何でできるのですか』
という質問を受けます
不倫夫は自暴自棄になっている
それは調停も訴訟も、有責配偶者が提起できないわけではないからです
それは、調停や訴訟の中で妻も離婚に同意するかもしれない
しかし、普通は
『不倫しておいて離婚したいなんてふざけるな』
『夫の好き勝手には絶対にさせない』
という思いから、離婚に同意する妻は少ないわけです
要は、調停や訴訟で夫は有責配偶者を調停員や裁判官に知られて
『なんて身の程知らずな男』
と、恥をかいて離婚できない事を思い知らされるだけです
しかし、そういう時の夫は自暴自棄になっているので
- 『妻のやっている事には絶対に邪魔をしてやる』
- 『妻が嫌がる事をしてやる』
というように、子供以下の精神年齢です
社会のルールを表面上しか守っていない夫
そのアホな夫に、妻が右往左往してはいけないのです
そもそもその程度のIQしか持ち合わせていないのです
それを知る転機がこの不倫です
自分の立場や給料が絡む会社のルールは表面上守っていても、社会のルール
は守れないのがアホな夫です
その現実をしっかりと知る事で、今後夫婦を続けるのであれば
『私が夫婦の主導権を握らなければいけない』
という使命感が出てくるのです
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